コラム 「大人になる=理不尽な出来事に我慢すること」ではない理由~その2~

若い頃に「そんなことを言っていたら大人になれないよ」と言われたことのある人は、意外といるのではないでしょうか。

~その1~では、「理不尽なことに耐えたり、諦めたりすることが大人になることではない」ということについて紹介しました。~その1~はコチラ

では、「大人になる」とは、どういうことなのでしょうか。

どんなに上手く生きようとしていても、理不尽と感じることには遭遇するもの。

大人になるとは「視野を広げること」

若い頃は自分にいっぱいいっぱいなことが多いので、周りの人のことなど考える余裕はないこともありますが、歳を重ねると、自分以外の人のことも考えられる「視野の広さ」を持つことが求められてきます。

<Cさんは、ひそかに「素敵だなぁ」と思っていた既婚者の男性から誘われました。一瞬、「付き合ってしまおうか」と思ったのですが、「彼の奥さんに申し訳ない」という気持ちになり、お断りしたそうです。
奥さんに直接会ったことはありませんが、彼女を騙して、自分が楽しんでも、幸せになれないと思ったのです>

不倫をしてしまう独身女性は特に、自分と相手のことしか見えていないことが多いものですが、大人になったら、「相手の家族」のことまで考えられるようになることは大切です。
自分が見えていない範囲のことを「知らなかった」で済ませてしまうのは、大人とは言えないところも。
きちんと想像すれば分かるようなことを考えないというのは、「考えることを放棄している」ということ。そこに罪がないとは言えないでしょう。

「視野を広げる」というのは、もう1つ意味があります。「自分を客観的に見られるようになる」ということです。
自己を俯瞰することで、自分の在り方が分かってくるもの。そうしたら、ただただ欲望のままに突き進むようなことはなく、自己コントロールできるようになってきます。
基本、人が失敗するときは、自分の欲望(感情)に振り回されてしまうのが原因です。だから、自己を客観視し、コントロールできるようになればなるほど、子供っぽい失敗はしにくくなるでしょう。

自分の欲望(感情)に振り回されているうちは、自分の言動に責任をとれないもの。「自分でもそんな状態になりたくてなっているわけではない」と被害者意識すら持ってしまうでしょう。
でも、大人になれば、自分の言動の責任をとることを求められます。自己を俯瞰する冷静さを持ち、自制できるようになることは、幸せになるために大事なことなのです。

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