恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト神崎桃子の「男の言い分vs女の言い分」……。
「いやいや、そんなの浮気にならないでしょ」
男と女で物議を醸すことは数多くあれど、「浮気の定義」もそのひとつ。
今回は「そこまでやったら浮気」とみなす男たちの言い分”に迫る。
「自分以外の男と飲みに行くこと」
・「会社の飲み会や職場のイベントなら仕方ないけど、それ以外で男と二人で飲みに行くのってわけわからない。しかも自分に断りもしないで飲みになんて行ったら完全に浮気じゃないの?飲みたいなら俺と行けばいいこと」(30代男性/食品メーカー)
・「男って酔っ払うと理性が効かなくなるからさ、はずみでそういうことになりかねないでしょ。もう時効だから話すけど自分が過去に彼女以外の女性と二人で飲みに行って『泊まっていかない?』と言ってしまったことがある(笑)だから彼女には男とは飲みにいってほしくない」(40代男性/医療)
――「飲み行くぐらいで目くじらを立てないで」「私はそんな間違えなんて起こさない」と女が自信を持っていても、男は「男というもの」をよ~く存じ上げている。
男である自分が“女性とふたりきり”というシチュエーションになれば、目の前にいる女性に対してどういうことをしたがるかは誰よりも分かってるからね(笑)。
彼女のことをたとえ信じたくとも、相手の男のことなんて信用できるはずがない。自分が男だけに……(笑)。
しかも酒の効果もあいまって酒の上で起きてしまう、もしくは起こしてしまう事故があることを男は自分の身体で経験済。
そう、お酒は男の理性と本能を切り離すスペシャルドリンク!
酔っていると判断力がなくなり本能には逆らえないこともある……だから彼女が飲みに行くことは許しがたい、ってこと。
「俺じゃない男に相談事をしたとき」
・「彼女のSNSを覗いたら俺の知らない男とコメントのやり取りをしててえらい腹がたった。しかも『その件はダイレクトメッセージにしますね』とかまでなってた。二人でなにコソコソやってんだって思って彼女に問い詰めたら『同じ職種だからいろいろ相談にのってもらってただけよ』と言われ大喧嘩に……。たとえそういう関係に至ってなくとも他の男に相談したってことで俺は頼りにされてないと感じた」(30代男性/運輸)
――今はツイッターでもインスタでもFacebookでも、さまざまなSNSのツールを通して、彼氏や夫意外の男性と繋がったり交流している女性は多いもの。
だから女性からしたら、「やり取りくらいで怒るなんて」「そんなの厳しすぎる」「器の小さい男ね」となりそうな事柄。
でも、たとえやましいことがなくとも、ただのコメントやメッセージのやり取りでも
「男として許せない」のは「自分以外の男に彼女が頼った」ってことだろうね(笑)。
「俺には言わないことを話した」「俺じゃない男に相談した」は浮気に匹敵するくらい許しがたい行為なんでしょう。
自分の彼女がリアルじゃなくとも、文面やSNSを通じて他の男に信頼をよせて心を開いてるなんてことを知れば、彼の自尊心はズタボロ。
それに男は「女性から頼られるとまんざらでもない」ってことを、男である本人もわかってるんでしょ。
女性から相談や頼みごとをされると「何とかしなければ」と、男はやる気スイッチが入るからね(笑)。
ほら、ただの職場の上司と部下の関係から不倫関係におちるのも
「話をきいてるうちに」「相談事をしてるうちに……」
なんてこと、あるあるじゃない?