コラム 「それぐらい払ってよ」女が不満を抱く、デートでの“奢る奢らない”問題

恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト神崎桃子の「男の言い分vs女の言い分」……。

男と女でスレ違う「奢る奢らない」問題!!

前回は「なんで俺が奢らなきゃならないの?」となる男の言い分についてお話したが、今回は「なんで奢ってくれないの?」となる女の言い分について深堀りしてみた。

そういう環境で生きてきたから

・「私はどっぷり昭和の女なので、男性が払ってくれることに慣らされてきました(笑)。なので相手からお金を請求されたら『男としてもうムリだな~』となってしまう。これって高慢ですかね?でも嫌なものはしょうがない」(40代女性/総合職)

・「男性から誘われたら払ってくれるのが前提だと思ってました。これまで財布なんて出したことありません。前の職場では部長から、『男の前で女性が財布を出すのは男の顔を潰すことになる』と教わりました」(40代女性/コンサル)

――これって、環境によって身についた価値観だろうね。「男はそうするのがスマート」「男はそうあるべき」というモデルが自分の目の前にあったんだから。
特にバブル世代やバブル期に青春時代を過ごした団塊ジュニアの男性は、「女性にお金を出させること」に抵抗がある人は多い。

人生の先輩や会社の上司から「男たるもの」と教えられてきた人からしたら、“男が支払うのは当たり前”!
筆者の知り合いにも「実際には懐が寂しくとも、女性にはご馳走して、自分は次の給料日まで苦しい思いをする」……なんて男性もいたからね(笑)。

そんな男性に
「レジ前で、お金を渡す渡さないのやり取りは恥ずかしいからやめてくれ」
「男が伝票取ったら素直にごちそうさまでいいんだよ」
などと、若いときからお金を出すことを制されてきた女性たちにワリカン制度など理解できるはずがない。

女だって陰でいろいろお金をかけてるから

・「女性ってキレイになるにはなにかと出費がかさむんです。見た目にお金をかけるのは男性のためでもある。だから奢ってもらうと、そっちにお金を回せるので助かります」(30代女性/リラクゼーションサロン)

・「女は男性と違ってデートの準備に時間やお金がかかりますよね。婚活イベントやお見合いパーティーの参加費、そして結婚相談所の料金が男性より女性のほうが多少安いのも、やはり“女性だから”なんじゃないでしょうか?」(30代女性/サービス関係)

――そこなんだよね。女性も、見てくれが悪ければ選ばれることはないとわかってる(笑)。

世の中は理不尽なものよ。
いくら性格が良くても、見た目がおブスな女やBBAな女は相手にされないからね。だからそれなりの努力をする。

デート前には着ていく服を考え、それに見合った靴、バッグ、アクセサリーを用意し、時と場合によってはくたびれた下着も新調しなきゃいけない(笑)。そして前日までにボディーや爪のお手入れもぬかりなく……。
そしてデート当日は早起きしてシャワーを浴び、パックして、髪を巻いて、シワやシミが隠せるミラクルファンデを顔にはたいて……仕上げに鏡の前で口角をあげて、とびきりの笑顔を見せる練習!!

……な~んてことしてるんだもんね(笑)。

男性を視覚で悦ばせるのが女の役目だとしたら、男性にもそれなりに頑張ってほしいなと期待してしまうのが女心。

デートにおいては男ならば「見栄でもいいからカッコいいところを見せたい!」、女ならば「化けてでもいいから少しでも美しく見せたい!」となるのは一般的だよね(笑)。

男も女も「ありのままで選ばれる」ってそう簡単にないんだからさ。

1 2