コラム 「男のほうが損してる」「女は得だよね」となる、男と女のジェンダー不平等とは?

恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト神崎桃子の「男の言い分vs女の言い分」……。

前回は「女って損だわ」となる女性の嘆きを書き綴ったが、「男女の不平等さ」に不満を抱いているのはなにも女ばかりじゃない!

今回は男性が「男のほうが損!女って得だよな」となる理由について追究しよう。

その1.「男って損!」と思う理由~結局は女性の尻に敷かれるから

・「男のなにが悲しいって、自分で働いた給与がすべて奥さんに渡ってしまうこと。しかも自分はそこから月3万円の小遣いしかもらえない。奥さんはそれを当たり前みたいな顔してるけど、なぜ自分で得たお金を分けてもらわなきゃいけないのか、僕には理解できません」(30代男性/エンジニア)

・「多分、嫁は俺の稼いだ金で自分の好きなものを買ってる。タンスにちょくちょく見たことのない服やバッグが入ってるからね。俺は小遣いが決められてるから、余計なものは買えない。それこそ昼メシ代と仕事帰りに一杯やることで全部消える。たとえ足りなくなっても、追加は一切許されない……」(40代男性/警備)

――「俺は500円のワンコインランチで我慢してるのに、妻はシャンパン付きの贅沢ランチしてるのをSNSで発見した」……なんて、あるあるじゃない?

結婚後の日本の家計は、妻の管理が根づいているからねぇ。
近年は夫がお金を管理して妻に生活費を渡すというパターンや、互いにお財布は別々にし、それぞれが管理するパターンも出てきてはいるけど、それでも「妻がお金を管理し、夫にお小遣いを渡す」という家庭は多い。

まあ、夫婦になったのに「俺が稼いだ金」とか「俺のほうが稼いでる」と実際口に出してしまう男性はダメだけど、「自分の稼いだ賃金を徴収され(笑)、自分は金銭的不自由を強いられている」となれば、男にとっては損な話となる。

子供の教育費や老後の貯蓄など、しっかり管理してほしいけど、自分から巻き上げたお金で妻が自分の知らないところで贅沢してたら、まさに悪代官だよ(笑)

いくら稼いでも自分への見返りが少すぎる、納得できないなら男性はお代官様に掛け合うしかない。
「お金の流れが不透明です」と……(笑)

まぁ、結婚した当初に妻に政権を渡してしまったら最後、そこはなかなか覆せないだろうけど。

その2.「男って損!」と思う理由~レディファーストしなきゃいけないから

・「男はいつも女性を優先してると思う。『飲食店に入ったら奥に座らせる』、『椅子を引いてやる』、『車道側を歩かせない』、『女性がトイレに行ってる間に会計を済ます』だとか……。一言でいえば“レディファースト”ってやつですね。世の中もそういうふうになってきてる。映画や飲食店のレディースデーやレディースセット、飲み会プランもそう。ほら、絶対女性のほうが得だって!!」(30代男性/コンサル業)

――「女にはこうしてやれ」みたいな世相は、確かに前からあるよね。ひと昔前の「婚約指輪はお給料の3か月分」だとか(笑)、ホワイトデーやプレゼントのお返しは「倍返し」だの「三倍返し」だの言われるのはそういうことなんじゃない?

男の子は親や先輩から、「男はこうするもの」と代々教えられてきたのかもね。「男なんだから」「男は我慢しろ」みたいなこと。

例えばお菓子が2つあったら大きいほうを女の子にあげる、とか、荷物が2個あったら重いほうを持つ、とか、お金を多めに払うとか奢るとか……そんなこと。

いくら見栄だろうと、そこでそのとおりにしてきた男性というのは「スマートね」「優しい人」と言われ、女性たちに好かれてきたはず。
神崎桃子から言わせれば、「女性に得させることができる男性が結局モテる」ってことよ!

ビジネスも同様よね。だから女性向けのサービスは多い。
女性専用車両だとか旅行の女子会プラン、ホテルの女性限定宿泊プランなど、男性は一切得を見ず女性のみを優遇する。

そんな女性だけの“お得”なシステムを羨んでる男性は、案外多かったりして。
まさか「俺にもサービスしてくれよ」とお店には抗議なんてできないから、仕方なく見て見ぬ振りしてるだけかも……(笑)。

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