恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト神崎桃子の「男の言い分vs女の言い分」……。
男と女がひとつ屋根に下で暮せば、相手に対して「気に食わないこと」が出てくるのはむしろ自然なこと。
今回の「男と女の言い分」では、お互いが相手に「腹の立っていること」について検証しよう。まずは女性編……妻の不満が炸裂する。
旦那のここが気に食わないその1.自分からは絶対に手伝わない!
・「土日休みの旦那は、テレビやスマホを眺めながら一日中ゴロゴロしてるだけ。私がずっと動き回ってるのにも関わらず、『手伝おうか?』の一言もない」(40代女性/医療関係)
・「服や靴下は脱ぎっぱなし、飲み物やコップは出しっぱなし、電気やテレビもつけっぱなし……。手伝ってくれないどころか、私の仕事を確実に増やしてる! そもそも共働きなのに『俺のほうが勤務時間は長いから……』って家事育児を手伝わないのはおかしい」(30代女性/派遣)
――帰宅してみると「自分が家を出たときよりも部屋が散らかっている」とか、「雨が降り出したのに洗濯物さえ取り込んでいない」……なんてことなら怒りを通り越してタメ息が出るってもの。
何が悔しいって、家事に協力してくれないどころか、旦那が居ることで家事が増えること!!
これから夕飯の仕度や子供たちのお風呂やお世話もあるのに、夫の脱ぎ散らかされた洗濯物や飲みかけのペットボトルやカップ麺のゴミを片付けることからしなきゃいけないなんて……。
妻を手伝わない、自分のものさえ片付けもしない、何もしないでいる男性というのは、家事を「それは仕事じゃない」と思っているから……。家事には賃金が発生しないからって軽んじてるのよ。
「男は会社の仕事だけをしていればいいのか!!」
家のことはしないで子育ても気が向いたときだけ……っていうのは、女からしたらなんとも羨ましい話。
「それだけ仕事に専念してるんだから、ちゃんと稼いできてよねっ」……と、嫌味のひとつも言いたくなるってもの。
旦那のここが気に食わないその2.「家のことは後回し」で自分優先!
・「『コレやっておいて!』と頼んでも『わかった~』と返事だけはするけど、ほったらかし……で、私がしびれと切らしてやる羽目に。ひどいときには『あ、今、草野球仲間からLINE入って飲みに誘われたからちょっと出かけてくる』と独身のように自由奔放。結局あの人は家のことより自分のこと優先なんです」(40代女性/旅行代理店)
・「私は主人の休みのときはパートに出る前に『やっておくことリスト』を作成しておくのに、家に帰ってくると何ひとつやってくれてない。それを指摘すると『今、やろうと思ってたんだよ』と言い訳。もう夕方じゃないか!!」(40代女性/パート)
――こっちがちゃんと指示を出してるのにも関わらず、いつまでたってもやらない夫に怒り心頭を発する女性も少なくはない。
「やりたくないことは後回し!」
「やらなくて済むこことならいつまでもやらないでおこう!」って魂胆だ(笑)。
家庭を持っても自分のことを優先してしまう男性というのは、「ほっとけば誰かがやってくれる」と思ってる。
そういう男性は、なんでも母親がやってくれて甘えてきたんでしょう。
だから無意識のうちに、自分の奥さんに「母親がしてくれたいこと」を求めている。
神崎桃子から言わせれば、「男は自分の妻に自分の母親像」をかぶせるきらいがあるってこと。
「キミにだってできるだろう」「自分の母親のようにやってほしい」……と。