コラム 「男と女が別れるときに本当のことを言えない事情」

恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト神崎桃子の「男の言い分vs女の言い分」……。

男と女には出逢いもあれば別れもある。
別れが訪れるとき、真剣だったからこそ相手に伝えなくてはならない言葉はあるはず……。

しかし、逆に「大切な人だったからこそ言えないこと」もあるのだ

そう、それは「別れたい本当の理由」……!?

今回のコラムでは、男と女が別れるときに「本当ことを言えない事情」についてお話しよう。

まずは「男が別れの本当の理由を女に告げないワケ」について言及する。

男が別れの理由を言わないワケその1.食い下がられるのが嫌!

・「『え?どこ?私のどこが悪いの?悪いところは直すから』なんて粘られても困るんで……。本当の理由は言いたくない」(30代男性/人材)

・「昔『君のだらしないところ、嫌なんだ』と言ったら『わかった、努力するから……もうちょっと見守ってて』と言われてなかなか別れられなかったことがあります。すんなり別れるには絶対相手に諦めてもらえる内容にしたほうがいい」(30代男性/薬剤師)

――そう、いまさら何を言ってもムダだってこと。

「相手の悪いところを理由に別れを告げる」より、むしろ「諦めてもらうために本当のことを言わない」って寸法!

相手から「悪いところは改善するよう努める。時間をちょうだい」「ちゃんと直す!私、変わるから、別れるなんて言わないで」なんて言われちゃってもね。

粘られると余計に別れにくくなる。

男からしたら「仮に悪いところを直してもらっても、もうどうでもいい話」。
だってすでに冷めてしまったあとで「直されたからってまた好きになる」というわけじゃないから……。

不満を話し合う、ダメなところを指摘するのは「別れる決心に至る前の段階」のときなのよ。

男が別れの理由を言わないワケその2.相手を傷つけたくない

・「本当のことを言って相手を傷つけるのは、どうも……ね。若かりしとき、別れ話のとき『キライになったわけじゃないんだけれど、飽きたんだ』って言ったら、彼女すっごく悲しそうな顔して『そういう言い方、ひどい』とポツリ……。本当に申し訳ないことしたと思う。なんでもっとうまい言い方ができなかったんだろ」(40代男性/金融関係)

・「『もう疲れた』『もうめんどくさい』『もう飽きた』が本音だとしても、まともな神経を持っていたらそんなこと言えないでしょ。だから、仕事のせいにしたり、自分のふがいなさのせいにする」(40代男性/建設)

――別れるときに「なんで自分が冷めたのか」とか「相手の何がダメでそうなったのか」なんて言うほうも言われるほうもかなりシンドイもの……。

波風を立たせず別れるためには、あえて理由を濁したりオブラートに包んだりするのが賢い大人のやり方。

特に男性は自分から好き好きいって口説いたとか、積極的にアプローチして付き合ってもらったなんてことだと、めちゃめちゃバツが悪い。
「飽きた」、「もう一緒にいても楽しくない」はなかなか言いにくいもの。たとえ本心であってもね。

だから「この先、リストラされるかも」「結婚はできそうにない」というように、もっともらしい大義名分を見つけ出す。

優しい嘘は、ときには罪になる……。
「相手を傷つけたくないからとついてしまう嘘」のせいで女はなかなか吹っ切れないこともあるのに……。

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