こんにちは。フリーエディター&ライターのフルタアミ、35歳です。
「学歴も年収も肩書きも、何もかも満足できなかった……」。歳下のホタテくんと別れ、結婚を視野に入れた“本気の彼活”中!これまでのお話はコチラ
うっかり一線を超えてしまった46歳男友達とまた会うことに
数か月前にうっかり一線を超えてしまった46歳男友達の田中さん。15年くらい友達だったものの、彼の家で飲んだときにノリでそうなってしまった人です。この長い長い友情関係からの肉体関係……、もしかしたらもしかするのかも?と思っていたものの、翌日にその既成事実に責任を取るような話もなく、私自身も不思議とショックじゃなかったというオチ。
嫌ということもなく、気まずいこともなく、以前と何も変わりませんでした。そのとき思ったのは、15年も男友達だった人でそれまで何回も何回も二人で会うことが多かったにもかかわらず、何にもならなかった人は、逆に何かあっても関係は平行線でしかないのではないか、ということです。
とはいえ、その日からなんとなく
「土日、何してる? 飲もうよー」と誘いがちょくちょく来るようになったという事実も。それが長期で沖縄滞在をしていたり、仕事で都合がつかなかったりとなかなかのすれ違いを経て、先日、やっと会うことに。その日をきっかけに考えたのは、自分の結婚の正解はなんなのかということでした。今回はそれについて紹介したいと思います。
ゴハンの趣味はやっぱり大事
「飯、どうする? 焼肉?焼き鳥?タイ料理?」と言われて、私が選択したのは「タイ料理」。そっから恵比寿のタイ料理屋さんでゴハンを食べ、彼の家に行き、一緒にテレビを見ながらダラダラと飲んで。またもや、そういう雰囲気になり、翌日テレワーク中だった彼の家でしばらくダラダラして帰宅。その日、1日を思い出すと、それはトキメキを終えたけれど倦怠期ではない安定したカップルのように思えました。
恵比寿でゴハンを食べているときは、
私「タイ料理がいいって言ったけど、焼き鳥もいいなって思ってて。なんかさ、タイ料理だとお酒の選択肢少ないっていうか」
田中さん「あ、わかるわかる。そうなんだよねー。タイ料理だと、ビールが無難だけど、ビールってそんなに量飲めないしね。ワインとかって感じでもないし」
そんなどーでもいいような会話があったのですが、ずーっと時間をともにしていくなら、こういう何気ない食事の趣味が大事だと思っていたのは、昔から。彼の家に行ってからも、
「何、飲みたいー?」と聞かれて、「焼酎〜」と行った私に対して、「俺もそんな感じ。ちょっと待ってて、スルメ焼いてあげるよ」と、簡単なおつまみを作ってくれた田中さん。それからの時間はずっとネットフリックスでドラマをあーでもない、こーでもないと見ていました。彼はテレビマンという職業柄、一個一個の話の考察が深いし、話の構成がーとか、この監督はどうでーとか、制作側の視点でかなりマニアックな話をするので、それが単純に面白く。ずっと前のめりで聞いていたわけですが、その瞬間思ったのでした。
繰り返しの日常が楽しいのはこういう人なのかもしれない
あー、日常が楽しいってこういうことなのかも、と。何人かで飲んで大騒ぎしたり、おしゃれでいいレストランにおいしいものを食べに行ったり、海外で豪快に遊んだり……という派手な遊びが昔から好きでしたが、とはいえ、それはやっぱり非日常。非日常の楽しさは当たり前ですが、結婚は日常生活です。日々のなんでもない普通の時間をどう楽しく過ごすかを考えたら、ドラマや映画が好きで、それについて深く語るのも好きな私からすると、彼との日常は楽しいかもしれない……と。
田中さん「俺ら、何気にもう6時間くらい一緒にいるな(笑)」
私「そうだね(笑)」
という会話は、前回彼のお家に行ったときに話した会話。それって「長い時間一緒にいても違和感がない」っていう、結婚生活への伏線のように思えてきて、この日も
田中さん「また長時間一緒にいるね(笑)」
私「そうだね(笑)」
と似たような会話があったとき、やっぱり彼なのかもしれないという気持ちが強くなりました。〜その2〜に続きます。
