こんにちは。フリーエディター&ライターのフルタアミ、33歳です。「学歴も年収も肩書きも、何もかも満足できなかった……」。歳下のホタテくんと別れ、結婚を視野に入れた“本気の彼活”中!
「俺、かっこよくないし……」とコンプレックスをあらわにする彼
2軒目で彼としばらく飲んでいたのですが、思ったのはコンプレックスが強いということでした。
「さっき俺の隣にいた女の子、結構しつこくされてるんだよね」
「この前、合コンした子がグラビアの子だったんだけど、アプローチがすごくて」
なんて、いらないモテ自慢が多いんです。そのくせ「俺、かっこよくないし」ってポツリって言ったりするんです。
「さっきの会にいた、A君って何してるの? 仕事?」と、私が1次会にいた男の子の話をしたんです。そしたら「あぁ、あいつはアプリの会社やってるんだよね。なに、あいつがいいの?」と言ったり。そのあとも、「俺、Aみたいにイケメンじゃないしー」ってぼやいたりしていました。どうやら、自分の容姿が嫌いなようでした。
最初に「感じ悪いな」って思ったのは、どこに行ったのやら、彼の弱気な部分が、途中から放って置けなくなりました。「私は、素敵だと思うよ」と、隣で慰める絵面が続きました。「イケメンじゃん!」と、べた褒めするのもわざとらしいと思ったので「私は嫌いじゃない」「雰囲気が好き」をひたすら。彼のいいところ?を言い続けてあげました。
その数時間前、あれだけエラそうにしていた彼が、すねてる小学生の男の子みたいで、可愛らしくも思えてしまったんですね。こういうギャップ萌えもあるんだなぁと思いました。
とはいえ、やっぱりチャラ男……
その日から、頻繁にLINEのラリーが続きました。
「今、何してる?」「今日はランチ何食べたの?と、他愛もないLINE。そして、その流れで、たまたまお互いどこかで飲んでいて、その後に合流して飲んだのが2回目でした。
このときは、行ったお店が個室だったこともあり、そこですごい勢いで口説かれました。同時にイチャついてくる……。「モテない」という悩みが可愛くて油断というか忘れていたけれど、とはいえ……、それなりに遊んではいるんでしょうね、きっと。
気持ちとしては、イヤってわけでもないけど、特にドキドキもしない平穏な感じです。
「どっか、泊まる?」と言われましたが、それは丁重にお断りを。その日は、家までタクシーで送ってもらい、さよならしました。