こんにちは。フリーエディター&ライターのフルタアミ、33歳です。
「学歴も年収も肩書きも、何もかも満足できなかった……」。歳下のホタテくんと別れ、結婚を視野に入れた“本気の彼活”中!これまでのお話はコチラ
新規デートのお相手は坂口健太郎似の外資系金融マン
婚活に疲れる瞬間っていうのは、やはり物事がうまく進まないとき。そして、私の場合は「婚活」に「就活」っぽさを強く感じてしまったときです。結婚はしたい。でも心の底では「恋愛からの結婚」を望んでいます。だから恋愛を市場価値うんぬんで考えることに対して、アレルギーを持っています。もう少しせっぱ詰まれば、このアレルギーも消えるのか?と、もやもやしています。
さて、先週の活動報告ですが、やっと新しいメンズとデートしてきました。
友達の紹介で出会った、某外資系金融マンの青い鳥さん31歳。「坂口健太郎に似てるって言われる」と自分で言っていたのですが、確かに似ていて、イケメン。シュッとした顔、清潔感のある見た目にスーツ姿がよく似合っていました。
「結婚願望が強いから、うまくいけばすぐゴールインかもよ?」という友達の言葉に、期待大!そのデートの日を楽しみにしていたのですが、初対面30分で私は、お手上げ状態……でした。売り手市場の男性だということもあるんでしょうけど、なんていうか「結婚できない理由がわかる……」というのが、感想です。
「なんで、こんな条件がいいのに結婚できないの? 見た目もかっこいいんでしょ? 遊び過ぎたの?」。事前に友達に聞いたのですが、返ってきたのは、「彼の結婚したい気持ちは本気。でも、なかなか気の合う子がいないんだって」とのこと。デートの後にこの言葉を思い出して、「でしょうね!」と、言いたくなりました。
結婚願望は確かに強かった……
ー何か希望はありますか?
と事前に聞かれていたのでが、気分的に行きたいイタリアンがあったので
ーおすすめのイタリアンあるんですけど、そこ行きません?
と返答。「予約しておきますねー」と、私が店の予約をしました。場所は表参道の青山学院大学の近く。奥の細い道沿いにあるレストランで、いつも満席で賑わっているようなところです。運良くテラス席が取れたので、そこで彼と待ち合わせをして、食事をしました。
「この店、よく来るの?」と、まずはレストランの話から会話がスタート。
「かなり久しぶりなんですけど、ちょっと、思い出して。久々に来たくなったんです。美味しいし、テラス席の感じが好きで」と言うと、その彼が言ったんです。「へ〜、昔の彼に連れてきてもらったの?」と。普通の会話っぽいんですけど、何か“嫌なもの”をこのとき感じました。品定めしているというか、なんというか。
「アミさんは、結婚願望あるの?」と言われて、「そろそろいい歳なので、次付き合う人は結婚考えられる人かなって思ってる」と、いつもの婚活フレーズを。すると、そこから彼に根掘り葉ほり聞かれました。
「お父さんは何してるの?」
「実家はどのへん?」
「兄弟は?」
「料理はできる? 家事は得意?」
などなど、聞かれたことには正直に答えましたが、なんか面接されているような気分……。途中から、すごい居心地が悪くなってきてしまい、美味しいはずのイタリアンも、美味しいけれど美味しくないような……。途中で話を変えようとして、
「このマッシュルームのサラダ、美味しくないですか?」と、料理の話をしようと思ったんですが、「ね、美味しいね」と笑うだけ。全然話が広がらない。これが、会ってすぐの30分間でした。ナチュラルに聞いてくるので、気まずい雰囲気が流れているわけではないものの、なんだか顔が曇ってしまいました。