こんにちは、まゆ子です。2022年1月15日、ついに私、結婚しました!
私が婚活を始めたのが30歳の時、あれから12年の年月が経ち、お見合い相手は合計174人! この連載を始めたのが2016年の2月で、正直少なくても2~3年後には結婚できると思っていましたから、実に長い、長い、道のりでした。
あまりに先が見えない戦いに、途中で病み、引きこもり、定期連載がついには不定期連載になったのですが、それでも諦めずに婚活を続け、こうしていい報告ができることに感謝しています! もし、私の婚活を初期のころから応援していてくださっていた方がいたのなら、本当にお礼を申し上げます!
それでは、私の最後の婚活ストーリー、婚活中のみなさんの励みになる事を祈って…ご覧ください。
※過去の壮絶な婚活人生はコチラでチェック!
そう、夫と知り合ったのは、ちょうど前回の連載で紹介したコロナ潔癖男との関係が終わる頃。今から1年ほど前の話です。
「ザ・普通!」のプロフィールになぜか無性に惹かれた
彼との出会いは婚活アプリ。私は当時、1人候補がダメになると、もう1人候補者を増やし…という感じで、常に3~4人の男性と連絡を取り合いながら積極的に婚活をしていました。忘れもしない2021年1月15日、私は寝る前に日課となったアプリでの婚活時間を過ごしていました。その日は新たにいい人がいないかなとメンバーリストを物色。その中に、35歳の若さながら自分に「いいね」をつけてくれている人がいることを発見したのです。
・35歳、百貨店勤務、身長168㎝、私立4大卒、ひとり暮らし、青森県出身、結婚歴ナシ、特技・ランニング、趣味・映画鑑賞、ショッピング、結婚願望あり、子供希望、専業主婦でも共働きでもOK…
これはまれに見る「ザ・普通」のスペック。40歳越えの私に「いいね」をつけてくれている時点で好印象! そしていわゆるイケメンじゃないところもポイントでした。イケメンには何度か痛い目にあってきた(笑)。
私はじっくり彼のプロフィールや相手に求める条件を見直し、それから私も「いいね」と返信。そこからはとんとん拍子に連絡を取り合う仲になりました。
「私はもう42歳、7歳も年上の女性も結婚対象になるのですか?」
「子どもを希望するようですが、正直年齢的に厳しいかもしれないのですがいいですか?」
「今は仕事がけっこう忙しくて、家事に専念はできないかもしれませんが・・・」
実際に会ってからがっかりされないように、気になったことをあらかじめメールで確認。この辺りのステップは、婚活歴が長いとヤケに効率的になってくるのです(笑)
私の懸念事項に、
「もちろん、年齢のことは気にしていません」
「出産も縁があればと思っています」
「仕事は私も大切だと思っているので、まゆ子さんももちろん重視してもらっていいですよ」
…と言ってくれたTさん。数週間のメールでのやり取りを経て、実際に会うことになったのです。
新宿の初デート、彼のエスコート力にキュンとした
その日は日曜日でしたが、彼は急な仕事で少し職場に顔を出さないといけないということになり、私が彼の職場がある新宿駅まで行くことになりました。
「まゆ子さんですね!はじめまして。Tです。休日なのに仕事が入ってしまって…わざわざ遠くまで来させちゃってごめんなさい」
彼は最初からとても丁寧にあいさつをしてくれて、すぐに自分がお気に入りのカフェに連れて行ってくれました。久しぶりに来た新宿駅は予想以上の人混みで、道にも詳しくない私は、何度も人とぶつかりそうになったのですが、そこをうまく彼がサポートしてくれて、そのさりげないエスコート力になんだか妙に惹かれてしまいました。
「まゆ子さん、プロフィールの写真通りだったので、すぐにわかりました! 最初に会う時ってドキドキしますよね。私そんなにこういうことに慣れていないからかなり緊張して…なんか初対面の時、変なこと言いませんでした?」
彼は緊張していると言いながらもすごく話が上手でした。
「Tさんも想像通りの雰囲気だったから安心しました。こういう会い方って緊張しますよね。私すごく年上だから、それも逆に緊張しちゃって…。仕事でもそんなに若い人と話す機会がないし、もともと話もうまくないし…今も少し緊張しているんです」
私はかなり年齢のことが気になっていたので、なんとなくネガティブな発言ばかりしてしまいました。でもそれをきちんとカバーしてくれて、気づけばすっかりリラックスして話すことができていました。
「社会人になると、年齢ってあまり関係ないですよ。実際にまゆ子さんはすごく若く見えるから、年下って言っても通じると思うし…全く気にすることないですよ! 私の職場は女性が多くて、普段20代から50~60代の女性まであらゆる年代の人とかかわってきているから、年齢差に全然抵抗がないんです。むしろ年上の方が話しやすくて…」
本当に気遣いのできる男だわ! 私はこの時点でかなり高評価。すっかり彼を信用してしまいました。