婚活始めて6年、連絡を取り合った男性は100人以上。今回の男性は52人目の男性Jさん。当時の私は34歳、彼は2歳年下の32歳でした。彼はとてもありがたいことに同年代か年上を希望していて、奇跡に近い案件でした。
でもやっぱりうまくはいかないものです。
1回目のお見合い当日、彼はアバクロTシャツ&ダメージデニムのリュック姿で現れ、その姿はまるで学生!? 軽いノリが何とも違和感を感じました。仕事はマーケティングの企業で働いているとのこと。信じられないくらいカジュアルな姿に、働く姿は想像できませんでした。
※ここまでの話はコチラ
2回目のデートは六本木にあるカフェでした。今回も彼の指定。六本木という時点で、外国人かぶれな彼にはぴったりの気がしました。店内には外国人がたくさんいて、カフェというよりバー!? カウンター席に腰を掛ける程度の椅子しかなく、落ち着けない雰囲気にやや戸惑いました。彼はそんな事はお構いなしで店内に入ると、コーヒーを2杯頼み、私に1杯渡してきました。
「まゆ子さん、オレとのお見合いエンジョイできたんだ~! もうNGだと思っていたからサプライズだったよ……」
彼はそういうと、また軽いノリで話を始めました。
「そうだ! まゆ子さん、オレのことJさんって呼んでるけど、これからは『ジョン』でいいよ~」
「え??」
私がびっくりしていると、
「アメリカってニックネームがあるだろ? 当時『ジョン』って呼ばれていたんだ~」
どこまでも外国かぶれ。『ジョン』なんて呼ぶ方が恥ずかしいよ(笑)。
「ところでまゆ子さんって、何でお見合いしてるの?」
突然、こちらが聞きたかった質問を彼からされました。
私は職場や友人のつながりでは出会いがなく、そろそろ周りの友人も結婚しているし、自分も結婚を意識しだしたから。親からもプレッシャーがあって……なんて話も伝えると、
「オゥ! ペアレンツからのプレッシャー!? ミートゥ~♪ うちなんて姉と妹がいて、2人とも結婚して子どもがいるから、オレにも早くしろって言うんだよね。親がもう夫婦でのんびり暮らしたいだけだと思うんだけど(笑)」
「それで結婚相談所の登録を? Jさんってグローバルだし……あ、ジョンさんか? 友達も多そうだし、出会いもありそうだけど?」
すると、彼は語りだしました。