コラム 【オレ流恋愛メソッド】2019年上半期カラオケで一番歌われた、米津玄師の「Lemon」の歌詞について考えてみる〜その1〜

恋愛研究家の六波羅ナオトです。

先日、待望の新曲を発表したばかりの米津玄師さん。昨年末には紅白出場を果たし、大ブレイク中なのは皆さんもよくご存じの通り。業務用通信カラオケ「JOYSOUND」シリーズ、および「UGA」シリーズにて歌唱された楽曲の回数に基づき集計した令和初の「2019年JOYSOUNDカラオケ上半期ランキング」では、堂々の1位を「Lemon」が獲得。今や自身を代表する楽曲となった「Lemon」は、法医学者をテーマにしたドラマ『アンナチュラル』(TBS)のために描き下ろされたそうで、題材として「人の死」を扱うので、プロデューサーに「傷ついた人たちを優しく包み込むような曲」というリクエストで制作されたと、米津さん本人が後のインタビューで語っています。

今さらながら「Lemon」の歌詞について深く考えてみたくなった

昨年、同作が配信されて以来、筆者もダウンロード購入して聴いてはいたのですが、ニコニコ動画の歌い手が世の中を席巻する楽曲を発表する時代を反映する「ひとつの流行歌」というライトな感想しか持っていませんでした。ところが、発表から1年以上経過したここにきて、ふと頭の中でメロディーがリフレインしたので、なんとなく歌詞を考察してみたくなり、夜中にヘビロテ開始。同作が人の死を扱っているということと、制作途中に米津さんの大好きだった祖父が亡くなったエピソードなどを意識しながら、歌詞について深く考えているうちに、数時間もの間、涙を流しながら「Lemon」を聴いている自分がいました。米津ファンの人からすると「何をいまさら」と思うかも知れませんが、同作が奏でるメロディーの素晴らしさ先行で聴いていた人が、歌詞の良さとメロディーとの相性に気づいた時の破壊力を思い知った気がしました。

そこで、今回は米津玄師さんの「Lemon」の歌詞について、筆者なりの解釈を語りつつ、唄われていることの物語性やバックボーンなどについて考えてみたいと思います。「恋愛メソッド」なのになんで「人の死」について語るんだよ、と言わず最後まで読んで頂けたら幸いです。

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