コラム 【オレ流恋愛メソッド】サバサバしようが、男っぽかろうが、聖母系女子はすべてにおいて最強なのだ〜その2〜

~その1~では、中古レコード店を営む元No.1キャバ嬢の美緒さんのお店に筆者が訪ねるところから始まりました。ひなびたボロいお店と美緒さんの美貌とのギャップがどうにも現実感がなく、キツネかタヌキにでも騙さされたかのような感覚にとらわれた筆者。~その1~はコチラ

しかし、美緒さんの話を聞いていくうちに、色々な疑問が解決していき、仕舞いには美緒さんの魅力にとりつかれている自分がいるのに気がつくことになります。

中々うまくいかない店舗経営

美緒さんは、キャバ嬢という客商売は経験していたものの、お店の経営なんて全くのド素人。仕入れや運営に四苦八苦します。現在では音楽はダウンロードして聴くものというのが定着していますが、当時でさえ時代はレコードではなくCDが全盛。レコードなんて、マニアックな人かDJぐらいしか需要がなく、大繁盛とは程遠い細々とした経営となりました。六本木でキャバ嬢をしていた時代は、月に数百万円を稼ぐこともあっただけに、急転直下の人生と笑いながら語っていました。美緒さん曰く、「あのババアに騙された!」とも思いましたが、最終的には「全部わかった上で背負い込んだのは自分」ということで覚悟はあったそうです。

美緒さんは、お店を譲り受けるのと並行してWEBデザインを独学で学び、店番の傍らWEBデザイナーの仕事も始めたそうです。幸いにして、WEBデザインの仕事で生活費はまかなえたので、お店の方は赤字にさえならなきゃ飢え死にすることはないという環境を整えました。

美人店主目当ての上客

お店には、前店主時代から懇意にしてくれているお客さんも数多く来店してくれました。また、会社帰りに立ち寄るサラリーマンや、塾の帰りにふらっと立ち寄る中学生まで様々。仲でも、美緒さんが受け継いだ後に来てくれた常連の中に、クリニックを経営する中年の医者がいたそうです。その客はどうみても音楽やレコード好きというよりも、美緒さん目当てで足繁くお店に通っていたとのこと。美緒さんに気に入られたい一心で、いつも数枚のレコードを買ってくれていました。いわば上客です。

しかし、そこは元No.1キャバ嬢。オジサンを扱う術は知っています。決してお客さんの機嫌を損なうことなく、一定の距離感を保つことに徹しました。オススメのレコードを2人で聴いてみたり、帰り際に「買わなくてもイイからまたきてね」と言ったり。それでもデートの誘いは、のらりくらりかわしたそうです。そうしているうちに、その医者は美緒さんをどうこうするのを諦め、古いロックミュージックに興味を持ち始め美緒さんと音楽談義をすることを楽しみに、今でも通い続けているとのことでした。

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