この春、仕事先に新入社員が多く入ってきた。彼女らの多くは22~23歳くらい。自分が働き始めたころに生まれたという平成生まれ。私が仕事をしてきた年月が、人間の成長という形となって目の前に現れた衝撃!改めて、自分の年齢っていうのを思い知らされることとなった。~その1~はコチラ。
おばあちゃん……なのか……
「アキ子さんは私の母と数歳しか違いませんが、シワもシミもなくて、若く見えますよ!母はもうおばあちゃんですよ!」
と、とある広告関連会社の新人ちゃんが話しかけてきたが、褒められているのだか、世代としてはおばあちゃんと言われたのだか……。
実際、自分が新入社員のとき、会社にいた30歳をすぎた独身女性たちを「結婚できない可哀そうな人」と思って見ていたし、母親の介護で婚期を逃したという40代前半の女性のことを「一生独身の寂しい人」と思っていたが、きっと今年の新人ちゃんたちも、40代半ばの私のことも、そのような目で見ているに違いない。
一応、恋愛とは関係ない人生とか、結婚を諦めたとか思われたくなく、婚活をしているという話をすると、
「仕事がこんなにできるなら、もう結婚しなくてもいいんじゃないですか?」
「1人で生きていけるなら私も1人で生きていきたいですよ~」
「私は仕事をそんなにがんばれないから、けっこんしないと~」
と彼女たちは口をそろえて言う。
そう言われると、ちょっとバカにされているような気がしてくる。
だって、「早くに結婚して出産してから、人生を謳歌したほうがいい!」と言われて育った世代ですもの!!
きっと、「45歳で婚活とかイタいよね~」と影では言われているだろうな。
もう親から「結婚しろ」とは言われないお年頃
新年号に変わった大形連休、同世代の妙齢女子も男子も実家に帰っていた人が多いのだが、実家で「結婚しなさい」と言われた人が少なかったようだ。
そのかわり、「家はだれが継ぐか」「お墓をだれが守るか」「遺産はどうするか」など、親の終活問題にかかわる話をされた人が多かったようで……。
「私たち、もう、親にも、結婚しないんだ……って諦められたんだろうね」
と、連休明けに妙齢女子&男子で集まって、しんみりとしてしまった。