コラム 【婚活サバイバル】アラフィフ婚活女も歩んだ、多数派を選ばない人生~その2~

みんなと同じように生きるって、どうなの?

ある仕事で出会った、平成生まれの27歳女子と話をしたときのことを思い出した。

「みんなと同じように生きていれば“成功”なんです!」

と彼女。

女性誌の編集者として20年以上、女性たちのライフスタイルやインサイトをリサーチしてきたが、イマドキ女子は“右にならえ!”が正解で、そうでない生き方は“失敗”という考え方を持つ人が多い。“個性的”という言葉は、もはや“悪口”で卑下する言葉として受け止めがちだ。

彼女いわく。

「仲間のなかで1人が結婚の話題をしはじめたら、まるで申し合わせたようにみんながそのあと結婚を決めたんですよ!私、その流れに乗りはぐれちゃって……。みんなの結婚の話にもついていけなくなったし、結婚後は旦那の話や姑の話で盛り上がっていて全然その中に入れない。そのうち、結婚していない人は“私たちとは違う”という扱いされ、確実に“成功”レールから脱線した人として下に見られている感じ。一緒にいるけど仲間に入れない、“可愛そうな人”って見られている感じがしました」。

その仲間は、子どもを生むタイミングもみんなでそろえよう!って話になって、まさに同じころ妊娠、出産。ますます彼女は孤立してしまったそうだ。

「私、人生、失敗しちゃいました……」

と彼女。

まだ若いし、ぜんぜん大丈夫じゃないの?と言っても、仲間と同じ人生を送ることができなかったことに、挫折感と劣等感を感じてやまないようだ。

まだまだ20代後半なのに!

そんな気持ちを抱きながらも、彼女は言った。

「みんなと同じじゃないと“変わり者”扱いされて、仲間から外されてしまう。それが怖くて、みんなと同じにしてしまうけれど、それって自分の意志がないですよね。実際、まわりに遅れをとりたくなくてあわてて手身近な人と結婚した人もいて、そういう人はたいてい旦那の悪口ばかり言っている。子どもがあまり好きじゃないと言っていた友人も、みんなが子どもを生むって話になったときにあわててつくって、結局、いま、すごく後悔している。私はみんなから“人生、失敗した人”って思われているけれど、それでも、私はやっぱり自分の意思で人生を決めたい!」。

親が認めるような一流会社で働く彼を見つけ、早々に結婚して、子どもを生んで育てて、みんなが同じように生きる……。それがイマドキの“女の幸せ”かもしれない(イマドキ女子じゃなくてもそうかもだけど)。

でも、みんなと違うからって“失敗”っていうのは、ちょっと違う気がしちゃうんだけど……。

マイペースで結婚したい!

以前、3歳年下の後輩女子に言われたことがある。

「アキ子さんは、なんで、王道をいつも選ばないの?王道さえ選んでいれば、絶対に間違いはないのに!」。

うーん、言っていることはわかるが、自分の意思を持たない行動はしたくないのよね……。しかも、アマノジャクなのかもしれないけれど、みんなが選ぶと、それをどうしてもそれを選びたくなくなる私が、いつもどこかにいる。“みんなと同じ”に抵抗感があるんだろうな。

あぁ、でも、こうやって、自分の心ありきのマイペースで生きてきたせいで、いろんなブームに乗り遅れて、いま、こうやってひとりなのかもしれないな。いま話題の“令和婚ブーム”にも乗り遅れたら、今度は、なにに乗ればいいんだ!?そもそも、まわりに流されるのがとにかく嫌いな私。そんな私はやっぱり、死ぬまでマイペース、マイウェイで行く運命なのかな……。

心はもう、結婚したいモードがフルスロットルのまま数年経ってしまっているのに〜!!

マイペース、マイウェイでしか生きられないし、楽しくない。みんなそうじゃないですか?

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プロフィール

清葉 アキ子

1974年生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。その後、独立して、ファッション誌の編集ライターに。子どものころから占いをすれば必ず26歳で結婚!と出ていたので何も考えず26歳まで生きていたけれど何も起きず、誤差もあるだろうと28歳くらいまで悠長に暮らしていたが、誤差ではないとようやく自覚。大好きな仕事で充実した毎日を過ごしているものの、仕事が大好きすぎて彼より仕事を選んでしまうことが恋愛敗北者になる原因のひとつ。仕事で数多くの恋愛企画、婚活企画を担当していることで、知識だけは豊富になる一方。基本的に真面目で考えすぎる傾向にあり、ノリや雰囲気にのまれにくいタイプ。