コラム 【婚活サバイバル】アラフィフ婚活女の考察、平成“モテ女子”遺産……かつての“モテ女子”が独身である理由 ~その2~

だれもが認めるほどの美人ではないが、なぜかモテる……そんな女友だちとは30年来のつきあい。しかし、私の知る限り、ここしばらく、ぱったりそういう“モテ”話から遠のいてしまっている! なぜ!?~その1~はコチラ

30代半ばから、彼女は天真爛漫さを無くし、すべての発言や行動が計算の上になりたっているようになった。「少しでも我慢する必要がある人とは、一緒にいたくない」「メリットがない結婚はする意味がない」……そう言うようになったのも、そのころからだ。同時に恋の噂を聞かなくなった。

“お姫さま”のプライドが邪魔して、かつての“モテ女子”が“意地悪キャラ”に!?

広告代理店の営業部で事務的な仕事をする彼女。数少ない女性メンバーということもあり、若いころは“天性の妹キャラ”によって、頼まなくともあれこれ彼女に手を差し伸べる男性があとを絶たず、ある意味、“チヤホヤ”されていた。天真爛漫な彼女は、そのキャラクターを確立し、居心地のよい職場環境を手に入れ、悠々自適にすごしていた。

そんな彼女が、仕事で不満を言うようになったのは40代になってから。

入社以来、あれこれ主張してはそれを受け入れてくれた上司がいなくなったのが始まりだ。“彼女のキャラ”を受け入れていない新部長にとって、「あれはやりたくない」「これはできない」と主張してくる40代の女性など、面倒でしかないだろう。適当にあしらわれるようになった。20代のときのように「うんうん、そうだね!」と言ってくれるわけではないし、まわりの男性も飛んできて味方になってくれることもないから、自分の思うようにいかないことも増えていった。査定をする権限を持つ部長には、メリットを感じるため、ある程度のリップサービスやアピールはしたいようなのだが、“チヤホヤ慣れ”はしていても“リップサービス”はしたことがないから、どうしてもうまくいかない。査定のことを考えて、「報・連・相」する際にも、「(隣の席の男性より)私のほうがこんなにやりました!」「私は絶対に間違っていません!」という主張になってしまう。自分的には満足しているようだが、どんどん“扱いにくい女”として居心地が悪くなっていかないか、心配だ。

もっと心配なのが、他部署から異動してきて隣に座る、ひとつ役職が上の5歳年上の男性との関係。同じ仕事をすることになったのだが、10年以上同じ仕事をしている彼女より、新しい仕事に就いた彼ができないのは当たり前なのだが、彼女にとっては“教える”という手間が増えたうえ、相手のほうが仕事ができないのに上司で給料が高いことが許せないのか、「そんなこともわからないんですか?」「なんで私がやらなくちゃいけないんですか?」と、強く言ってしまう。彼は彼で、“男で上司である”というプライドがあり、日々、2人はぶつかってばかりだ。

「役職も上で年上の男性なんだから、仕事を教えてもらうだけでもプライド傷ついているはず。こっちが一歩引いて、持ち上げてあげて、うまくこっちが使っちゃえばいいんじゃない?ほんとは思っていないとしても、人間関係も仕事も円滑にするための“リップサービス”と割り切れば?」とアドバイスするのだが、メリットのない関係性と思っているからこそ、サービスひとつしたくないみたいで……。それに “チヤホヤ”慣れはしていても“チヤホヤ”したことはないから、どうしてもそれができない。結局、自分がぜんぶやることになって、忙しくなって、余計イラ立つ。

「私だけだと間違いが起きそうで怖いので、二人でやってお互いにダブルチェックしませんか?」とか「今回の仕事量は多くて私だけでは慌ててミスが起きそうなので、手分けしてやりませんか?」と言えば、教えてあげる(もらう)感も薄まり、年上男性は“頼られている感”もくすぐれてプライドが保たれる。

「できましたね!!1回でできるなんて、さすがです!次回からはお任せしちゃいますね」って言えば次回からは指示出しすることもないし、仕事も責任も押しつけられる。褒められて仕事を任されてイヤな人はそういない。そうアドバイスしたのだが、彼女の“お姫さま”プライドは、どうしても譲れないらしい。いまも、「どうして、こんなことができないんですか!」「言われなくても、それくらいやってください!」「なんで私があなたのフォローまでしなくちゃいけないんですか!」と相変わらず冷たく言い放ち、相手も売られた喧嘩を買うことになり、隣の席にもかかわらず、冷戦が続いているようだ。彼女自身、「どうしても“意地悪”な言い方しちゃうのよね」とわかってはいるのだけど……。

かつての“モテ女子”は、いつの間にか“意地悪キャラ”に変わってしまったのは、モテキャラならではの“お姫さま”プライドのせいなのかも?

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