コラム 【婚活サバイバル】アラフィフ婚活女、“運命の出会い”は信じないが、“運命”は信じることにした~その2~

世の女性の大好物、“占い”をアキ子はわりかし冷ややかな目で見てきたけれど、ここにきてちょっと考え方を変える……?~その1~はコチラ。

“運命”を受け入れたら、生きるのが楽になった!

「女性って占いが好きだよね」と言われるが、実は私、子どものころから占いにあまり興味がない。女性誌の編集という仕事柄、数々の占い師や霊能者、風水師や陰陽師、易学者、ヒーラーと言われる方々に会ってきたが、占いにそこまで興味を持てなかった。

あるとき、とある占い師に「占いとは、自分自身の生まれ持った運命を前もって知っておくこと。あらかじめ起こることがわかっていれば、最悪の事態を招かない対策や、幸運を手に入れる準備をしておくことができる」というようなことを言われた。さだめられた運命に逆らえばムリが生じ、幸運を逃すだけでなく悪いことから逃れることもできなくなるとか。

しかし、運命が決まっているっていうのは、なんかしっくりこない……。だったら、今いろいろがんばっている努力はムダなのか?なにも考えずに、ふわふわと“なるようになる”マインドで生きているのがいいってこと⁉

その占い師の連載取材を続けていると、私の“占い”や“運命”の受け取り方がちょっとずつ変わってきた。

“運命”というものを念頭に置くようになって、「“あきらめる”は、必ずしも“逃げ”じゃなく、運命に逆らって疲れないための方法」と思えるようになったのだ。

以前の私は、努力をやめる(=あきらめる)ことは自分に負けた感じがあり、自分を否定する感覚に陥っていた。ものごとがうまくいかないのは、いつも自分の努力が足りないせいだと思い、これでもか、これでもか……と自分を追い込み、いつも疲れていた。なんとかしようともがき続け、いつも疲れていたのだ。あれこれ手を尽くし、心身ボロボロになるまでそれを続け、気づいたときにはなにも手もとに残っていないことも多かった。それに気づくと、また自分に反省し、落ち込んだ。いつも走り続けている感じで、いつも疲れていた。

それは人間関係も同じ。「みんなと同じようにしなくちゃ!」という気持ちでいたし、うまくいかない人に対しては「私の合わせる努力が足りないのか……」と落ち込むことも少なくなかった。

キッカケは、15年以上つき合いがあった女友だちとの“永遠の決別”だ。まわりから“面倒な人”と言われて嫌われていた人だったが、ちょっとストレスを感じながらも、うまくやれていたと思う。あるとき、彼女がいつも以上に私に向かって全否定してきた。長年、うまくやろうと合わせてきたが、もう心身ともに限界だった。この人の“気分”に振り回されることも、機嫌をとるのも、その人のための努力にも、ほとほと疲れてしまったのだ。

性格・性質も生まれ持った運命で、がんばっても変えることはできないと受け入れることにした。これは自分だけでなく他人も同様。すると、世の中にはいろいろな人がいて、いろいろな考え方をする人がいるのだなと思えるようになり、相手の性格・性質を知っておけば対応策も立てやすいし、受け入れやすいと知った。しかし、彼女のようにこちらの努力ではどうにもならない人がいる。そういうときは“運命的に合わない人がいる”と“受け入れる”ことにした。運命は変えられないし、他人の運命ならなおさら。“負けるが勝ち”じゃないが、運命を受け入れて “あきらめる(避ける)”という手段を知って、私は自分をどん底まで追い詰めることが少なくなった。

 “運命”を先に知っておけば、ムダな努力をして疲労しない……とは、こういうことなのかもしれない。

生きるのが、少し楽になった。

1 2