婚活している女性のことを、多くの男性はこう思うようだ。
「金目当ての強欲」「モテなくて飢えている」「だれでもいいから早く結婚してくれる人を探している」
実際、私が婚活を始めたと言ったとき、知人ですら、そういうことを言ってきた。
「アキ子さんはいくら以上のお金持ちを狙っているの?」「どんなハイスペック狙いなんですか?」「そこまでモテないわけじゃないのに、なんで婚活するの?」「そんなに男に飢えているように見えないけれど……」「だれでもいいなら、あいつでいいじゃん!」「そんな労力かけなくても、あいつは離婚したばっかりだし結婚できますよ!」。
こんなにマッチングアプリが一般的な出会いになってきているのに、いまだに「婚活」といえばそういう先入観がを持たれてしまう。とくに同世代以上ね……。
だから、変な行動を平気で起こしてくる男性があとを絶たない。
詳しくはコチラ~その1~。
バツイチの医療系商社勤務・46歳の場合
何か月かメッセージのやりとりをして会った46歳のバツイチ男性の話。何度か食事に誘われて行ったが、ある日、「アキ子さんは好きな人はいないんですか?」と聞かれた。彼のことはまだ「好き」というほどではなかったし、いまやりとりしている人のなかで特別に気になる人もいなかったので、「好きと言うほどの人はいまはいませんね」と言ったら、彼は激怒。
「あなたのことが好きです」って言葉を待っていたんでしょう。でも、そういう嘘はつけない。
「つきあっている人がいないのだから、つきあえるのに、なんでつき合わないんだよ! アキ子さんは、つきあう気もないくせに、メッセージとか食事とかして、まるで詐欺だ!」と彼。彼がいないから、誰とでもつきあえるはずなのに、つきあわないのはおかしいって? 「詐欺」とののしってきたけれど、別に奢らせているわけじゃないし(自分の分はちゃんと食事代払っている)、思わせぶりなこともしていない。どんな人か知るために、それなりにやりとりをしているだけだ。
「半年以上も彼氏がいないんだよね? ただでさえいい年なんだから、そのままでいると女性ホルモン干からびて、彼氏なんてもうできないよ!」とまで言ってくる。「そんなふうにしているから、いままで結婚できなかったんじゃないの?」「そういうあたりまえの決断すらできないのだから、今まで不幸な人生を送ってきたんだね」と彼。
クリスマスに自宅で原稿を書くために徹夜をすると言ったら、「そんなだから彼氏もできないんだよ! 彼氏より仕事の方が大事なら一生結婚はムリだね!」と彼。
結婚していないし、彼氏もいないって女性は、人間としてそこまでダメ人間扱いされなくちゃいけないのか?
そこまで言うなら、こんなダメ人間の私なんて無視して放っておくれ~!
