コロナ禍で増えたのは、マッチングしたら「とりあえず話したい!」という男性
2021年、初めてお会いしたのは、お正月明けくらいにマッチングした43歳の男性。1月は仕事が立て込んでいたうえ、大きな締め切り直前にPCが突如故障してしまうという大惨事に見舞われたせいで、やりとりはとぎれとぎれではあったのだけれど、2週間ちょっとやりとりしたのち、電話で話したいといわれて、1時間半ほど話をしてみた。会ったことない人と電話で話すのはあまり好きではないのだが、こういうご時世、ビデオ通話や電話で「まずは話したい」という人は増えてきている。私もこんな時勢だし、ちょっと忙しい時期でもあったので、会うよりは電話のほうがいいかな、という気持ちにもなってきている。
IT関連会社でマネージャーをしているという彼と話をしてみると、どんな話も拾うし広げる話力とコミュニケーション力はあるし、いきなり「なんでいままで結婚していないの?」 「どんな恋愛してきたの?」 なんて不躾なことは聞いてこないので、とりあえずは“悪くない”。男性の割に話好きだな……と思ったけれど、話さないよりぜんぜんいい!
マッチングして1カ月弱なのに会うの!?
どうやら彼も私を“悪くない”と思ったようで、「近々会いましょう!」と誘われた。コロナ禍なので、そんなに積極的には会いたくないのが本音。しかも、正直、12月からほとんど休みなく働いているし、仕事も溜まっているので、時間も気持ちも余裕がない。ふと冗談で、「来週、私、誕生日なのでお祝いしてくだるなら~(笑)」と言ったところ、一瞬の間があり、「そうしよう! でも、その前に1回会っておきたいなぁ~」と彼。でも、私、 誕生日当日の夕方までの締め切りがって身動き取れず……それは無理。
電話では一度お話しているとはいえ、初対面。 コロナも心配だし、 メッセージでそこまで盛り上がったわけではないし、 緊急事態宣言中でたいていの店は20時までしか営業していないし……なんだかんだ理由をつけて誕生日のお祝いの話はスルーしてくれないかしら?と思っていたのだが、なんと、当日夕方に連絡が来て、私の最寄り駅にあるフレンチのコースが予約がされているという。初対面が、フレンチのコースでのお誕生会って……!

正直、お祝いしていただく義理もないし、どう喜んだらいいかわからん! 前日まで「忙しいと思うのでいいですよ……」と言って断りやすくしておいたはずなんですが……。
そんなこんなの、彼とのフレンチディナー誕生会はどうだったか? ~その2~に続きます。