コラム 「アキ子、結婚相談所に入会拒否されたってよ!」~その3~【婚活サバイバル】

アキ子、ついにキレる。

彼女は続けた。「だいたいね、婚活アプリを文句言いながら続けている意味もわかんない。さっさとやめればいいじゃない! もっとシンプルに『出会いがありませんでした』って理由だけでいいのに、あれこれ理由つけて。好き嫌いが本当にないなら、だれかとさっさとエッチしてつき合ってみてから決めちゃえばいいでしょう! それを、すぐにエッチはしたくないとか言って、でも婚活アプリは続けていて……」

この言葉で、私の中で2時間の我慢がはち切れてしまった。

「私、アプリに対する文句、今日あなたに言ってませんよね。今までのライフスタイルには必要だったし、そこで前の彼にも会えた。でも、最近出会う人で参ってしまったところだったって話をしただけで、それは結婚相談所に入る理由として言っただけの話じゃないですか! それに私の話、ちゃんと聞いてないですよね? 好き嫌いがないからって、だれでもいいって話はちょっと違いますし、エッチしてつき合っちゃえ!って言いましたけど、あなた、それ、自分だったらやりますか?」

ここに書いているのは2時間強のカウンセリングのほんの一部。決めつけ&一方通行のトークに耐え切れず……。

かなり抑えたつもりだったけれど、口調は強くなってしまった。でも、本当にハラが立ってしょうがなかったんだもの!

すると、彼女もキレたのか、こう言ってきた。

「私は関係ないでしょ! もちろん私はつき合っていない人とエッチなんてしないわよ!! そもそも婚活アプリなんてしませんけどね! あなたよくわからないけど、シンプルに物事を考えられないのよ。あれこれ、うまくいかない理由をつけてさー。シンプルに、ただ婚活すればいいだけじゃない!」

「なんでうまくいかなかったのか、そこを考えなきゃダメよ!」 って言いましたよね? なんで、なんで、って聞いてきたのはあなたですよね? 聞かれたことに答えた挙句、「あれこれ、うまくいかない理由をつけて」って言われるのってどういうことなの!? そもそも最初からいろいろ決めつけてかかってきて、人のこと問題児みたいに言い、言うことも話すたびに違って真逆のことを言うし……。そもそもカウンセラーとして、人の話を聞かないって最悪!

言い返そうとしたら、即座に彼女が口を開いた。

「あなたはとても繊細なかたなのね。私、きっとあなたを傷つけちゃうと思うわ。そうしたら申し訳ないもの。きっと傷つけちゃう。いいアドバイスできないわ……」

さっきまでのチャキチャキテイストのマシンガントークから一変、急にやさしくしおらしい口調でゆっくりと。そして、何度も同じことを繰り返し続けた。

あ、これ、私が「わかりました」と言うのを待っている“お断り”の言葉だ……。

私、入会、断られたんだ……。

会ったこともない人に、ちゃんと話も聞かないで、性格に問題があるみたいなことを何度も何度も繰り返し言われ、めちゃくちゃハラが立ったのは事実。でも2時間強もそう言われ続けた挙句、一大決心をして入会を覚悟したのに断られ、かなりヘコんでいる。

あ~ぁ、これからお見合い三昧だと思っていたのに!

それにしても “繊細なかた”って…… 完全にディスられてるわ~(笑)。

これまでの「婚活サバイバル」連載一覧はこちら! https://suits-woman.jp/column/marriage/

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プロフィール

清葉 アキ子

1974年生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。その後、独立して、ファッション誌の編集ライターに。子どものころから占いをすれば必ず26歳で結婚!と出ていたので何も考えず26歳まで生きていたけれど何も起きず、誤差もあるだろうと28歳くらいまで悠長に暮らしていたが、誤差ではないとようやく自覚。大好きな仕事で充実した毎日を過ごしているものの、仕事が大好きすぎて彼より仕事を選んでしまうことが恋愛敗北者になる原因のひとつ。仕事で数多くの恋愛企画、婚活企画を担当していることで、知識だけは豊富になる一方。基本的に真面目で考えすぎる傾向にあり、ノリや雰囲気にのまれにくいタイプ。