コラム 独身アラフィフ女性を「オンライン合コン」に誘ってみたら……【婚活サバイバル・前編】

「オンライン飲み会」最大の問題は……

「それなら3:3でできるね」とほかの男性2人も同意。かなり乗り気である。

でも……実は私「オンライン飲み会」ってやったことないのよね。そもそもお酒が飲めないから、リアルな雰囲気すら楽しめないその飲み会で、盛り上がれる自信がない。

オンラインでの打ち合わせや取材は定番になったけれど……。

でも……それよりも大きな問題がある。

独身の同世代独身で、そのオンライン飲み会に参加したいという女性がたぶん私以外いない。3:3と言われても、あと2人、集められない……。

独身の女友だちがまったくいないというわけではない。30代前半、同世代の仕事仲間10~15人くらいと(編集者やライター、ヘアメイク、スタイリストなど)と毎週のように婚活パーティーに参加していたことがあるのだが、そのときの仲間の半数以上がまだ独身だ(そのうちひとりが私なのだけど)。

ただ、会ったこともない、私の知り合いでもない人とのオンライン飲み会に参加したいって女性は、その中にもそれ以外にも、いなそう。

若いとき(といっても30代前半だが)に合コンに誘ってもほとんど来たことがなかったし、だれかを紹介してあげると言っても「えー、やっぱりいいや……」と断ってきた女性たちだ。婚活パーティも「みんなが行くなら行く」という感じで参加しただけで、行ったら行ったで、だれとも話さず帰ってきた人もいる(人見知りなのか、スカしているのか、なんなのか……)。 少人数での食事会を開いて紹介しても、社交的に話すこともしなかったため、私自身、相手にも申し訳なく、「そんな態度なら行くなんていわないで!」と叱りつけた人もいた。

40代になり、他人の結婚話をうらやましがる彼女らは、結婚願望を完全に捨てたわけではなさそう。なのに私の婚活話をバカウケしながら聞き、「そんな男しかいないなら、ひとりのほうがマシ~(笑)」とバカにして笑う。だからといって婚活的なことは何ひとつせず、おつきあいどころか出会いすら皆無状態が10年以上続いている。たまに女友だちだけの飲み会や古い仲間との飲み会を企画しても、「面倒だからいいや」と不参加。珍しく「久々にアキ子に会えるし行こうかな……」と言っていても、当日ドタキャンなどあたり前! 正直、友人としても、あきれるほどだ。

そんな人たちが、私すら知らない男性3人との「オンライン飲み会」に「参加してもいいよ」と言うわけが、ない!

万が一、「参加したい!!」と言ったとしても、正直、またドタキャンされたり、つまらなそうな態度をとられたり、と相手にイヤな思いをさせるのが目に見えている。私もまたそれでイヤな思いをしたくないし、彼女らに対して、それで失望したくない。

「面倒なことは一切したくない」を貫く女たち

「合コンのようなものをイメージして3:3を望んでいらっしゃるなら、正直、あと2人が見つかりません……ごめんなさい」

そう彼らに伝えると、「単なるおしゃべりって感じなんだけどな……」と彼らは不思議がった。ITベンチャー系の彼らは、仕事やプライベートを問わず、いろんな人との人脈を築くために、さまざまな人と積極的に会ってきた人たちだ。恋愛感情は生まれなくても、なにかお互いにできたらいいよね! そんな気持ちでこういう提案をしてくれているのだ。そもそも彼ら同士も知り合いではなく、初対面なのだ。そんな彼らに、まさか言えない。「もう、だれかと知り合うことも、知らない人と話すことも面倒くさがる友だちしかいないんですよ」なんてね……。

すると、彼らは「じゃあ、LINEグループで仲よくなったら、食事かお茶をするっていうのはどうかな? 緊急事態中ならオンラインで、解除されたらリアルで、みたいな……」

まぁ、それならハードルが下がるから、 私にとってもありがたい。

例の面倒くさがり独身アラフィフ女性たちのなかの2人に、そんな話があるのだけれど……と早速話してみたが、答えはこうだった。

「あ~、そういうの、面倒だし、いいや……。アキ子、やるの? いい人だったら、あとで紹介して~」

想像どおり。

っていうか、いい人だったら、私がつきあいますけど!(笑)

そもそも、なんで私があなたたちのために開拓からしなくちゃいけないのよ! 正直、開拓は面倒なところもある。時間も労力もかかる。あなたたちの考える“面倒”を私にやらせて、よかったら紹介してって、おかしくない?

あぁ、声をかけた私がバカだった……。

ハッキリ言ってここまでくると、“面倒くさがり”というより、ずうずうしい“オバちゃん化”って感じ……。同世代がこういう感じになっていくのって、自分も老けたような気分になってしまって、気分、オチちゃうわ~。

結局、女性1人参加の「オンライン合コン」はどうなったのか?

「後編」に続きます。

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プロフィール

清葉 アキ子

1974年生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。その後、独立して、ファッション誌の編集ライターに。子どものころから占いをすれば必ず26歳で結婚!と出ていたので何も考えず26歳まで生きていたけれど何も起きず、誤差もあるだろうと28歳くらいまで悠長に暮らしていたが、誤差ではないとようやく自覚。大好きな仕事で充実した毎日を過ごしているものの、仕事が大好きすぎて彼より仕事を選んでしまうことが恋愛敗北者になる原因のひとつ。仕事で数多くの恋愛企画、婚活企画を担当していることで、知識だけは豊富になる一方。基本的に真面目で考えすぎる傾向にあり、ノリや雰囲気にのまれにくいタイプ。