コラム 高スペック男性も苦悩! 婚活アプリでなかなかマッチングしない理由【婚活サバイバル・後編】

目が覚めて少しだけ現実的な女性を狙うようになり、真剣につきあいをしようと試みるのだが、次に遭遇するのは、疑似恋愛という罠。いい感じに進んでいると思っていると、実は相手はそういう目的ではなく、ネットワークビジネスなどの人脈や契約が目当てだった……なんていう現実を突きつけられる。理想のレベルを落としたにもかかわらず、餌食とされた男性は、愕然とすると同時に“高スペック”のプライドがズタズタに! なにせ、振ったことはあれど、コケにされたり振られたりしたことなどそうそうなかったのだから……。

あるベンチャー企業経営者の50歳男性はこういった。「たくさんくる『いいね!』のなかから一生懸命選んでも、“メッシー”か“疑似恋愛詐欺”。だったら選ぶ必要ないって思っちゃって……。かたっぱしから会っていこうって思っちゃったんだよね」。

やみくもに女性に会っていくと、次なる壁にぶち当たるとか。それは、なにがなんでも“高スペック”男性と結婚しようとする女性たちだ。

初回の面会から、いきなり収入の話をしてきたり、実家の土地や資産などの話をしてきたりするなど、 スペックばかり気にして、彼らの中身など見もしない。なかには既成事実をつくろうとするのか、いきなり押し倒してくる女性も少なくないという。ほかの女性との連絡をすべて断たせるためにアプリを目の前で解約するよう迫ったり、家に住みつこうとしたりする人もいたという話は、何人からも聞いた。

ここまでくると、“高スペック”は強みどころか“邪魔”に感じはじめ、マッチングすることが怖くなってくるのだそう。婚活アプリにいる女性はみな“お金”目当てなのではないか?って……。

「いいね!」の数を獲得すればいい女と出会えると思っていたのに、数が増えるほど恋愛や結婚から遠ざかるという現実……。

結局、同世代でリアルなところで手を打とうとするものの……

もう、強欲な女性たちの餌食になるのはイヤだ!と思い、リアルなところで相手を探そうとするのだが、もうそのときには自信もなくなり、気力も尽きてしまっていると、ある“高スペック”男性は言った。

「真剣になるからツラくなる。だったら、“メッシー”って割り切って、そこそこ若くて、そこそこ好みの美女と一緒に食事したり出かけたりする疑似恋愛でもいいかな~なんて思っちゃってる自分がいるんだよ(失笑)」。

別な男性は「正直、なんとか“高スペック”の“プライド”を保つためだけに、続けている感じ。だって、いろんなイヤな思いをしたのに、結果を得られないなんて、やり損じゃないか! だから、いい女に出会えるか、『いいね!』の数を稼ぐか、それだけだよ、今の目的は……」と言っていた。もはや意地である。

勉強も仕事もがんばってきた努力家だからこそ、期待を裏切ることばかり続くアプリでの出会いに、見切りをつけているのかもね。

婚活アプリでイヤな思いをしているのは、私だけじゃないと思っていたけど、“高スペック”男性にも、それなりに大変だったのね……。すでにお友だちになってしまった“高スペック”男性のほとんどが、もう、アプリを辞め、ほどよく遊ぶ人生に切り替えているのもわかるなぁ~。

もしかしたら、アプリに“いい人”がいないのではなく、アプリが“いい人”を減らしているんじゃない⁉って思ったのは、私だけ?

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プロフィール

清葉 アキ子

1974年生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。その後、独立して、ファッション誌の編集ライターに。子どものころから占いをすれば必ず26歳で結婚!と出ていたので何も考えず26歳まで生きていたけれど何も起きず、誤差もあるだろうと28歳くらいまで悠長に暮らしていたが、誤差ではないとようやく自覚。大好きな仕事で充実した毎日を過ごしているものの、仕事が大好きすぎて彼より仕事を選んでしまうことが恋愛敗北者になる原因のひとつ。仕事で数多くの恋愛企画、婚活企画を担当していることで、知識だけは豊富になる一方。基本的に真面目で考えすぎる傾向にあり、ノリや雰囲気にのまれにくいタイプ。