コラム 30代後半、初の“お試し同棲”を3日でギブアップした理由【婚活サバイバル・前編】

私、清葉アキ子は現在47歳、絶賛婚活中。見た目はキレイなお姉さん系。都内出身、四年制大学を卒業後、編集兼ライターの仕事をしています。38歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことをSuits woman読者の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。婚活は、まさしくサバイバルなのです……。

同棲を3日で逃げ帰った私……

ある女性誌の編集部で入稿作業を終えた深夜のこと。ずっと張りつめていたものが緩んだためだろう。さほど話をしたことがない、その場にいたアラフィフの独身女性編集者のお姉さまたちと、なんとはなしに雑談が始まった。きっかけはどんなことだったのか全く覚えていないけれど、気づいたときには結婚の話になっていた。

「結婚はしたいけれど、だれかと一緒に住むっていうのができる気がしないのよねー」。

そう49歳女性がつぶやいた。

わからなくはない。

私自身、26歳で実家を出て、もう20年以上も独りで暮らしている。30代後半、当時、結婚を前提におつきあいしていた男性の家で“お試し同棲をしてみたのだが、3日目には耐えきれず帰ってきてしまった(笑)。

20代のときに勤めていた会社の先輩と、10年ぶりに偶然再会したのをきっかけに、結婚を前提におつき合いを開始。当初から彼は「同棲をしよう」と言っていたのだが、一緒に住む自信がなく、3年目に入っていよいよ“結婚”が現実味のある話となってきたので、“お試し”で同棲をしてみたのだが……。

決して彼をキライになったわけではない。当時の私は結構仕事を詰め込んでおり、彼とは1か月に2回会えるかどうかって感じ。朝から撮影に出かけ、夜戻ってからは執筆作業。そして早朝に編集部に原稿を納品し、その足で撮影や打ち合わせに出かける。もし撮影がないときは、家にこもってひたすら原稿を書き続ける。まさに仕事中心の生活だった。原稿に行き詰まったときにお茶を飲み、ノッて書けていれば食事もとらない。深夜はメールや電話も来ないので、集中して原稿が書けるというのもあるが、夜中の時間も使わなければ仕事は終わらなかった。

なので、いつも睡魔に襲われたときに仮眠をする程度。ノートパソコンを抱いたまま寝てしまったこともあるし、夢の中でも原稿を打ち続け、起きたときにデスクトップが真っ白で書いたはずの原稿がどこにもなく、締め切りに間に合わないと焦って涙があふれることすらあった。

彼が「結婚を前提に同棲をしよう」と提案してきたのは、完全にそんな私を心配したからだ。「そんなハードワークをしていると思うと、連絡がないと心配になる。一緒の家にいれば元気であることは確認できるでしょ。アキ子は自分の家にいるときと変わらず、この家を自分の家と同じような感じで暮らしていいから!」と彼は言った。

とはいえ、一緒に住んでいるのだから食事くらいは一緒に摂らねば……と考え、彼が会社から戻ってくるまでに2人分の料理を作り、夕食の時間だけはなんとか確保しようとした。が、彼は同棲に浮かれていたのだろう。もともとベタベタ好きでかまってちゃんだったのもあり、食後も私を仕事に戻してはくれなかった。

PCを開き、話を聞きながら仕事をしようとしたが、お酒を飲みながらずっと話しかけてくるし、抱きついてくるなどちょっかいを出してくるので、まったく文字が打てない。

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