コラム 新婚なのに別居OKなパワーカップルに共通している“価値観”とは?【婚活サバイバル・後編】

価値観の相違ってこういうこと!

一緒に住んで一緒に過ごす時間より、賃貸か購入かでの差額で損したくないくらい、お金のほうが大事!ってことよね…。

正直、20年もひとりで暮らしてきて、人と一緒に生活するって、いろいろ大変だと私は思っている。少しでも早く慣れたいから、早く一緒に住みたいし、一緒に過ごすことによって価値観や考え方などもすり合わせることができるそういう時間や空間って大事だと思う。もし、そのための家賃が購入より多少割高になろうとも、生活を脅かさないほどの金額であるなら、損ではないし、むしろプライスレスだって思っちゃう。

彼女はどう思っているのだろう…。本音を聞いてみた。

「お金のプロに任せておけば間違いがないし、損しないから、これでいいの!」

あぁ、そうだ、彼女は“お金”がいちばん大事な人だった……(笑)。

私との食事も絶対に1円単位で割り勘するし、「プレゼントの金額で愛ははかれる」と言ったこともある。スイカを買うときはすべて持って重さを比べて一番重いものを買う。女友だちの誕生会でプレゼントを交換するのはムダだと言う。

ものを買うときは最安値で買うためにひたすらネット検索をする。彼からもらったものでも気に入らないプレゼントは勝手に返品して現金化。旅行代金出すからと言って誘ってきた男性にはついて行ってしまう。プレゼントをくれるということで愛人になっていたときもあるくらいだ。とにかく、なににおいても、“金銭的な”損をしたくないし、少しでも得をしたいタイプ。

30歳くらいのときに、彼女と決定的に考え方が違うと思った出来ごとが…。彼女が気に入って毎日つけていた高級時計があるのだが、質屋の前を通るたびに鑑定してもらうのが習慣になっていた。

彼女が鑑定から帰ると必ずこう言うのだ。「ロ〇ックスだったら買った金額より高くなるのに! このブランドじゃなく ロ〇ックス にすればよかった」と。そもそも愛人におねだりして買ってもらったものなのだから、いくらだったとしても損はしていない。でも、彼女のなかでは、購入金額より下がっているという時点で”損”なのだ。

「でも、そんなに気に入って長年使ったのだから、もし自分で払ったとしても、その時間と満足度はプライスレスでしょ?」と言ったら、「は?(意味不明)」という顔をされた(笑)。どうやら彼女のなかでは“もの”は“資産”と考えているもので、“心を満たす”とかいうプライスレスという感覚はなさそうだ。

長年の友人ではあるけれど、こういう“損得勘定ありきの考え方”や“拝金主義の価値観”にいつも度肝を抜かれるし、その違いに悩まされていた。正直、こんな価値観の女性と合う男性なんていないだろう…とずっと思っていたのだが、このたび彼女と結婚したお相手は、おそらく、同じような価値観の持ち主だったらしい。損得勘定が真っ先にくる“お金の価値が絶対”のタイプ。

そういえば、彼、デートのたびに「時間かかるけど10円安いのでこの電車に乗る」とか「デートはここに行く予定なので、20円得するから1日フリーパスを購入して」と彼女に言っていたと聞いた。

ほかにも、近隣スーパーの主な食材の最安値をメモしていて、そのためにスーパーのはしごをしているとか、ポイントやクーポン、キャンペーンなどを活用している話など、とにかく“損得”に厳しい節約家であることは聞いていた。

彼女と彼は、間違いなくお似合いのカップルだったというわけだ! 私が彼と結婚していたら、その価値観の違いは絶対に歩み寄れないから、即、離婚だったわ~(笑)。

ちなみに30年来の友人で近所に住んでいるのに、結婚前も結婚後も、彼に会わせてもらえないという(笑)

彼にはお会いしたことがなく、彼女の話からの情報しかないけれど、たぶん、しばらくは一緒に住む状況にならないと思う。たぶん、金銭的な明らかな“損得”での決断はできるが、自分自身での決断力はなさそうなのよね~。

今回、スピード婚に至ったのも、彼女がお見合いでひとめぼれして、グイグイ押す感じで次のステップに進んでいったし、 あれよあれよという間に婚約に至ったけれど、 彼側の仲人さんがかなり背中を押している感じあったもの(彼女の話を聞いているだけでも)! 慎重派で真面目な印象はあるけれど、彼女が決断を迫らないと決めないと思う。

彼女、とにかく子どもがほしいので、せっせと妊活をしているようなのだが、子どもができたりしたら、いよいよその決断の時になるのかもしれないわね。スーパーパワーカップルの結婚生活がいつからスタートするのか、今後が気になります。

って、その前に、自分の結婚か!(笑)

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プロフィール

清葉 アキ子

1974年生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。その後、独立して、ファッション誌の編集ライターに。子どものころから占いをすれば必ず26歳で結婚!と出ていたので何も考えず26歳まで生きていたけれど何も起きず、誤差もあるだろうと28歳くらいまで悠長に暮らしていたが、誤差ではないとようやく自覚。大好きな仕事で充実した毎日を過ごしているものの、仕事が大好きすぎて彼より仕事を選んでしまうことが恋愛敗北者になる原因のひとつ。仕事で数多くの恋愛企画、婚活企画を担当していることで、知識だけは豊富になる一方。基本的に真面目で考えすぎる傾向にあり、ノリや雰囲気にのまれにくいタイプ。