コラム 35歳独身女性に突如降りかかった“結婚プレッシャー”の裏事情【婚活サバイバル・前編】

私、清葉アキ子は現在47歳、絶賛婚活中。見た目はキレイなお姉さん系。都内出身、四年制大学を卒業後、編集兼ライターの仕事をしています。38歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことをSuits woman読者の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。婚活は、まさしくサバイバルなのです…。

東京にいるから結婚できない!?

「実家から『もう地元に帰って来なさい!』って言われたの~」と仕事仲間の女性がぼやいている。35歳の誕生日、撮影のため早朝から出かけたのだが、なにか用がないと連絡をとることもない母親からLINEメッセージが届いたそうだ。

「誕生日おめでとう。帰ったら電話ください」

35歳という節目の誕生日、お祝いを直接言いたいのかな?

撮影のあと片づけを終え、帰宅したのは日付が変わるちょっと前。朝早かったのと疲れとで、帰宅後、まるで倒れ込むように寝てしまった彼女。翌朝、起きてすぐ、実家に電話したところ、「誕生日になにやってたのよ!」と母親の冷たいひとこと。

「昨日は朝から撮影だったんだよ~」と彼女が言うと、「もう……なにやってるのよ~! 誕生日なのに!!」と母親。「誕生日に祝ってくれる人もいないの!? 朝から晩まで仕事でそのまま寝ちゃってるなんて……。東京にいてそんな生活しているから、結婚もできないのよ。もう、地元に帰って結婚しなさいっ!!」。

起き抜けで機嫌が悪いところにそんな言葉を浴びせられた彼女は、「うるさいなー」と言って、電話を叩き切ったそうだ。

うんうん、わかる。私も28歳くらいから母親にそういう小言を何度も何度も言われ、38歳の正月に帰省したときもそういうことを言われ、とうとうブチ切れて、「そういうことをネチネチ言うなら、もう二度とこの家には帰らない!」と言って、正月早々、実家から東京の自宅に帰ってきたことがある。

それ以降、私の母親が結婚に関してズバリ言うことはなくなったけれど、「アキ子のいとこの〇〇ちゃんの娘がね~」「アキ子の同級生だった〇〇ちゃんのお母さんとスーパーで会ったんだけど、孫と一緒だったのよ~」「仕事仲間が娘夫婦とお孫さんと旅行にでかけたらしくてね~」「マンションの上のフロアに住む〇〇さんのところに、娘さん夫婦が同居することになってね~」といった話をさりげなく会話の間に挟み込んでくるようになった(失笑)。親として私の行く末を心配しているのは痛いほどわかっているので、そのくらいのプレッシャーは大人しく受け止めることにしたけど、正直、心が痛い。

「そうなんだ」「ふーん」と聞き流すことに徹底しているが、きっと、私の母親は、“行間から本音を読みとれないバカな娘”と思ってイラ立っているに違いない。でも、次にあのようなことがあれば、今度こそ私が本当に自宅に帰らなくなると怯えて、ズバリ言うのを我慢しているのだろう。

ちなみに例の彼女の場合、私ほど強く母親から言われているわけではなさそうなのだが……。

「地元に残った同級生はみんな結婚していて、子どももいるんですよねー」と彼女。同窓会で会って気まずい思いをすることはないのだけれど、母親がスーパーや街なかで その同級生の親子たちと遭遇するようで、わが子と比べてしまっているようだ。彼女が35歳で未婚のままなのは東京にいるせいなのだから、地元に戻ればほかの同級生と同様に結婚できる!と確信しているらしい。

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