コラム 【婚活サバイバル】アラフォー婚活女も譲れない、価値観の違い~その2~

金銭感覚や考え方に違和感を感じると、もうダメ

50歳ちょっと手前のあるIT関連会社の男性は、私の仕事が1本のギャランティーがどのくらいなのかと聞いてきた。そして「そんなちまちまと小銭稼いでるの大変でしょー!」「楽してお金稼げる方法ほかにもあるじゃん!」と言ってきた。私は大金が欲しいわけでもないし、お金持ちになりたいわけでもない。何もないところから形を作ることが好きで、好きなことを一生懸命やりたいだけだ。仕事に対して楽したいという考え方の男性は、仕事に対する考え方=価値観が違うと思った。きっと、一生理解できない。

40代後半の男性も、人の価値に対する考え方が違って腹が立った。私は企画を持ち込んで雑誌の記事や書籍にするのが仕事だ。フリーの編集者にとって、企画力や人脈、知識が財産なのだ。友人や恋人に相談されたらアイデアの出し惜しみはしないし協力しようとは思うのだが、「なんかチャチャッと企画立てて人を紹介してよ。うまくいったらビール券1枚あげる!」と言われて、自分の仕事の根幹であり20年以上積み重ねてきた経験と知識をビール券1枚の価値にされたことが、本当に許せないと思った。お金が欲しいわけではなかったのだが、財産の一部であることは分かってほしくて「本業なのでビール券1枚では……しかも私はお酒飲めないし……」と冗談交じりで言ったら、「あー、人紹介してちょっとアイデア出すだけでお金とる、わけわからない仕事の人っているよね!?」と笑った。人のがんばっていることを「わけわからない」とか「形のないものをタダ」と思う感覚は、私とは一生分かり合えないだろう。

別な40歳後半の男性は、私がある健康に関する資格を持っているといったら、「仕事になるわけでもない資格とってなんになるの?」と言ってきた。健康は人生の基本で、最も価値があると思っている私にとって、「食いたいものを食って、楽しいことだけやって、早死にするなら本望だ!」と言っていた。彼自身が勝手に早死にするのは構わないが、彼が旦那になったとしたら話が違う。将来を一緒に過ごすための相手に早く死なれては困る。だから、「健康は大事」と思えない人は、「人生観」も「価値観」もまったく違うので、たぶん結婚しないだろう。

「価値観」は生きてきた環境と経験がつくり出すもの。だから、がっちり一致する人はそうそういないだろう。

でも、「この人の「価値観」なら理解したい、わかる気がする、そういう考え方になりたい」……そう思える人と出会え、相手もそういう思考でいれば、うまくいきそうな気がする。片方が合わせるだけでは、きっとツラくなって、いつかきっと爆発してしまいそうだから!

「元をとる」って言って無理して食べるより、自然の中でおいしく味わえばいいのに……。コスパ重視は悪くないけど、行き過ぎても困ります。

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プロフィール

清葉 アキ子

1974年生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。その後、独立して、ファッション誌の編集ライターに。子どものころから占いをすれば必ず26歳で結婚!と出ていたので何も考えず26歳まで生きていたけれど何も起きず、誤差もあるだろうと28歳くらいまで悠長に暮らしていたが、誤差ではないとようやく自覚。大好きな仕事で充実した毎日を過ごしているものの、仕事が大好きすぎて彼より仕事を選んでしまうことが恋愛敗北者になる原因のひとつ。仕事で数多くの恋愛企画、婚活企画を担当していることで、知識だけは豊富になる一方。基本的に真面目で考えすぎる傾向にあり、ノリや雰囲気にのまれにくいタイプ。