謝れない人って存在するけど、元カレがそうだった。突然の連絡にアキ子は……?~その1~はコチラ。
元カレの謝罪の言葉は……
こちらのメッセージが長いこと既読にならず、連絡を絶たれ“終わった”はずの元カレから、久しぶりにメッセージを送ってきた。
「悪かった。謝るから、また会ってほしい」
私の誕生日をすっかり忘れていたこと、いわれもない誕生日詐称疑惑をふっかけたこと(っていうか、誕生日を詐称してなんの得があるというのか!? 笑)、突然自ら連絡を絶ったこと……謝るポイントはいくつもある。しかし、謝罪の言葉はひとつもなく「会いたい」と平然と言ってくる男の気がしれない。
しかも、「長期間放置したいまさらなにを謝るの?」と言うと、「仕事が大変だった」という“長期間放置”の部分に対する言い訳が。謝るでもなく言い訳が来たことに愕然として指摘すると、「謝りが足りないってこと!?申し訳なかったね」というメッセージが(笑)。
どうやら、彼にとって“悪かった”や“謝る”は謝罪の言葉のようだ。どうやら、“申し訳なかったね”という上から目線風な軽い口調の言葉も、謝罪だと思っているようだ。“謝るよ”なんていうのは、単なる“謝る宣言”としか受け止められないけれど (笑)。
「ごめんね、どこに謝罪の言葉があるのかわからなかった。“悪かった”は非を認める言葉であり謝罪ではないと思う。しかも、自分がひどいことをしておいて“会いたい”という一方的な希望を聞いてもらおうとするなら、ちゃんと謝る言葉“ごめんなさい”とか言うべきではないでしょうか?」
と怒りをおさえつつメッセージを送ったら
「“悪かった”は謝罪の言葉ではないというのは一般市民の同意は得られないと思うよ!」
との返事。
思わず笑ってしまった。とにかく、ずっと話がすり替えられている!そして、ここまできても、幼稚園児でも言えるたった6文字の“ごめんなさい”を言わない。そのかたくなさはプライドからくるのか?それとも本当に「謝ったぞ!」って思っているのかな?
「そうかもしれませんね。でも、少なくとも、私自身はあなたが謝っていると受け取れなかったし、あなたの誠意はまったく見えないし、話もすり替わっていて意思疎通もできないので、会う必要がありません」
と私。
これでもう返事は来ないと思いきや、
「意思疎通できない人は、俺の方が無理だから!」
となぜか私が、再度、振られたかたち (笑)。
「お互いにそう思っているのなら、やっぱり会う必要はないのです。それではこれで」
と終わらせようとしたら、最後に驚愕のメッセージが届いた。
「君の人生に俺という存在が有益ではないでしょうか?という提案でしたが、そうではないのなら仕方ありません」
え!?
彼はなにを言っているのだろう?
彼にこちらの考えをきちんと理解してもらおうと向き合って話をしてきたが、この調子じゃ、2万年かかっても意思疎通は難しいと判断。彼とのやりとりに脳細胞を働かすエネルギーも文字を打つ時間もムダなので、返信をやめた。