コラム 【酒とイタタ!】相手を嫌な気持ちにさせる!血液型を話題にするなら「絶対に知っておくべきタブー」~その1~

半ニートから高額所得者まで、常識人から異世界に住む人々まで、幅広い層が飲みに来る下北沢を中心に、「一人飲み歴10年以上」の、きたざわ御神酒(おみき)です。

みなさんは血液型占いについて、どう思いますか?

一昔前までは、血液型は会話のエッセンスとしてあちこちで使われていました。しかし昨今では「性格や相性に血液型を結びつける科学的根拠はない」「個人情報開示に抵触する」など、血液型について軽く話題にすることを疑問視する見方も出てきています。

結果、血液型占いはビジネス上の話題としてNGになりました。しかし、バーなどのプライベート空間では実はまだまだ需要があるのが実情。そのため、個人的に好む・好まざるにかかわらず、この話題が取り上げられる場面は多いはず。

「科学的根拠はない」と言われているのに、なぜ需要があり続けるのか?今回はその背景を考えながら、血液型を話題にする際に注意すべきこと、実は活用できる視点についてお話しします。

血液型の話と血液型占いの話は別物なので区別しないと危険!

根本的な前提として、血液型の話と血液型占いの話は別物です。

カジュアルな席で「自分の血液型は●●型なんだけど」と会話を切り出されたとき、「あぁ、血液型占いの話題か」と思いこんでしまいがちですが、実はこれは早計。

ここで、筆者が実際に経験した例を紹介します。筆者行きつけの下北沢のバーで、マスターや常連たちから名物キャラ的に注目されているカガミ君(仮名・20代のヤンチャ男子)の話です。

カガミ君は芸能人のようなイケメンで、職業は六本木の有名店のバーテンダー。自宅が下北沢に近く、仕事帰りに筆者の行きつけ店に寄ってプライベートな1杯で一息入れて帰るのが習慣化していました。なぜ名物キャラになったかと言えば、彼が1杯飲み終えて帰る際、必ずマスターに捨て台詞を吐くからです。

「二度と来ねえよ!」

ほとんど毎日、必ずそう吐き捨てて帰り、でも翌日にはまた必ず同じ店にやってくるのです。

マスターがカガミ君の友人から聞いたところ、彼は思春期にはかなり規模の大きな不良グループ(珍走団)のリーダーだったそう。カガミ君がリーダーの時代には、万引きやカツアゲ等の弱いものイジメは許さない方針だったのだとか。

筆者は何度かカガミ君と遭遇し、お決まりの「二度と来ねえよ!」が出るまでの経緯を見ていました。カガミ君は決まってマスターを見据えて話します。

「今日はウチの店ではこんなお客様がいた。自分はこんな対応をした。どう思う?」

というような、バーテンダーとしての接客に関する話題をマスターにふっては答えを聞き、会話の間は「うん、うん、そうか」とマスターの意見を聞いています。マスターを嫌っているというより、一目置いて質問している、という感じでした。

それなのに必ず最後に突然「二度と来ねえよ!」と言って帰るのです。筆者はカガミ君の一連の態度に興味を持ち、ある夜、話しかけてみました。

「なんでいつも帰るときには『二度と来ない』って言うの?次の日に必ず来てるじゃない」

カガミ君は一瞬困ったように筆者を睨みましたが、でも質問に答えてくれました。その第一声が、「俺、血液型がRhマイナスのAB型なんだ」だったのです。

筆者&周囲で様子を見ていた常連たちは血液型占いの話かと思い「個性的なAB型だから不思議な行動をとるって説明?」と早合点し、みな噴き出してしまいました。

しかしカガミ君が話したかったのは、血液型占いではなく血液型にまつわる自分の体験談だったのです。

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