経営者のキツい部分の代弁者になったり、はたまたアイデアマンとして経営者を助けたり……テツさん曰く「コンサルタントという仕事は『高級ちょうちん持ち』ですよ」だそうです。失礼ながら、言いえて妙。
ですから、プライベートでは誰に対しても嫌われないような「底知れぬ対人スキル」を発揮して嫌われないようにするのです。実は経営者の代わりに膨大な人数に嫌われる仕事を担っているから、プライベートでは、誰にも嫌われたくないのでしょう。更に、嫌われないようにさえしておけば、そこから仕事のチャンスが生まれるかもしれません。
それをわかって告白している段階なのがテツさんで、まだわからないながらも将来的にそこにたどりつくタイプの適性を発揮しまくっていたのが、筆者と出会ったころのシガちゃんです。
コンサル男子と付き合いたい女性はどうすれば「刺さる」か?恋愛上の注意点
他にも数名のコンサル男子を知っておりますが、彼らが好む女性はだいたい2パターン。
「えらい!すごい!」とわかりやすく勇気づけてくれる「はげましタイプ(言い換えるとちょうちん持ちタイプ)」か、正反対に、いつもにこやかな彼らを苦手と敬遠するような「難攻不落タイプ」です。
自分の経験とスキルを情報商材として売り物にする職業を自ら名乗る彼らは、実は「自分はデキる男」というものすごく高いプライドを持っています。自己評価が徹底して高いからこそ、どんな相手にも機嫌よく、時には低姿勢で接することも厭わないのです。
そのプライドを肯定してホメてくれる「はげましタイプ」は正妻に、そして彼らのプライドを傷つける「難攻不落タイプ」には、自分を肯定してくれる状態になるまで挑み続け、なんなら恋人や愛人に……というラインはあるようです。
シガちゃんの場合は筆者と恋愛どうこうはまったくなかったものの、「難攻不落タイプ」ゆえ、最初に仕事をふって懐柔したかったのでしょう。ちなみにその後、その仕事はシガちゃんの新しい彼女(イラストレーター志望の「はげましタイプ」。イラストスキルは中学生程度)にスイッチされました(笑)。
テツさんは筆者がお店に入る日は必ず来店し、「お店を持つ気はない?売り上げはあげなくていい。僕が時々くつろげれば」と、筆者が店を辞めるまでナナメに口説き続けました。
ちなみにシガちゃんは筆者と出会った時にはすでにバツイチ(離婚した妻に子供あり)で、テツさんは現役の妻子持ちでした。
彼らは自らの才能を試し続けたいタイプなので、恋愛に関しても、隙あらば挑み続けるのかもしれません。もし付き合う際には、「たった一人の女性」として安住はできなさそう、というのが注意点です。
更にシガちゃんに関しては、2年前から消息を絶っているので、長い目で見た際の人生の浮き沈みの激しさにも注意が必要かもしれません。

一時の恋愛の夢を見せてくれるコンサル男子たち。恋愛の浮き沈みに耐えられるならオススメ物件ですが……。