コラム 【酒とイタタ!】クリエイティブな才能に恵まれた人々は、個性も濃すぎる!と実感した飲み会の夜~その1~

半ニートから高額所得者まで、常識人から異世界に住む人々まで、幅広い層が飲みに来る下北沢を中心に、「一人飲み歴10年以上」の、きたざわ御神酒(おみき)です。

皆さま、「漫画家さん」とお酒を飲んだこと、ありますか?

漫画といえば今や、日本が世界に誇れるジャンルのトップともいえましょう。とはいえ、一般の人間には漫画業界の人々がどんな生活をしているのか?どんな人々なのか?というのは神秘のベールの向こう側、という感じです。神秘のベールをめくって覗き見る機会があるなら、ぜひとも!という人々が多いでしょう。

……あったのですよ。そんな機会が。実は筆者、有名な漫画家男性たちとの合コンに参加したことがあるのです!

「漫画家合コン」を持ちかけられたきっかけは、テレビ関係の仕事で仲良くなったお姉さまとのバー飲みから

「漫画家合コン」は、筆者がまだ30代前半の頃ですから、ずいぶん前の話です。でも、そのころすでにヒットを飛ばしていて今でも大活躍中、という人気漫画家の男性が、なんと、複数参加していました。

きっかけは、筆者がテレビ関係のお仕事で出会った、芸能事務所勤務のお姉さま・リナさん(当時30代半ば)とのバー飲みの席でした。リナさんの学生時代からの仲良し男子が漫画家なので、「オミキちゃんのお友達を何人か集めて、よかったら合コンしてあげてくれない?」と声をかけられたのです。

漫画家男子のメンツには、有名人が混じるかもしれないし、見分を広めるのが目的の既婚者も混じるかもしれない。そういう事情をわかった上でまともな大人の対応ができるお友達を集めて欲しい、ということだそうで。

「有名人」「既婚者」「大人の対応」というとアンダーグラウンドな連想をする方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな強烈な話ではありません。リナさんは芸能事務所勤務という職業上、「スキあらば週刊誌に持ち込もう」というミーハー心全開のタイプを事前にハネるクセがついているのです。男性の幹事さん(リナさんの仲良し)のペンネームを聞いても「え!? あの作品の先生!?」とピンとくるほど有名な人でもなかったし、軽い気持ちで引き受けました。

しかし!実際、合コン当日に集まったメンツが、かなりスゴかったのです!

「え!あの有名な先生!?」というビッグネームが複数人登場!色気よりもミーハーで色めき立つ筆者(笑)!

筆者は一応「信用できる人格」を重視したので、女性チームメンバーの職業はいろいろ混ざった状態でした。筆者以外に雑誌編集者、現代アーティスト、女性漫画家、服飾デザイナー、一般企業OLなどなどと、仕事もバラバラならノリの良さもバラバラ。更にはマンガ好きも、マンガにそれほど興味がないタイプもいました。

ちなみに筆者は大の漫画好きで、オタクです。ですので、当日に登場した男性メンツの自己紹介に、ひっくり返りそうになりました!ここでははっきり明かせませんが、まず、合コン開始時のメンバーに、A先生(大ヒットシリーズが何本もドラマ化や映画化されている男性漫画界のスーパービッグネーム)がいらしたのです。自己紹介前も、筆者は「どこかで見たような人だな?」と思っていたのですが、「Aです」とお名前を聞いた瞬間「え~~~~!!」と思わず大声を出してしまいました。

今ならA先生の作品名は一般女子でもだいたい知っていると思いますが、当時はまだ「マンガを読む男なら知らぬものはいない」くらいの知名度でしたので、女子メンバー数名はA先生のお名前にピンと来ていないご様子。それでも、A先生を知る女子たちのただならぬ熱とザワつきに、「なんか知らないけど、すごい人なのね?」という空気感ができていました。ただ一人、現代アーティストのササメちゃん(仮名:当時20代)を除いては。ササメちゃんは「なるほど、Aさんは『有名な漫画家さん』なのですね」と、「この焼き魚はシャケですね」とでも言うような口調で落ち着いています。その風情にA先生、興味をひかれたようで、隣に座ってロックオン(笑)。

筆者は当時シングルでしたが、自分がステキな男性を見つけるよりも有名漫画家の口説きシーンを観察したい、というオタクの好奇心のほうが大きく、二人の隣でちらちら観察(笑)です。

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