コラム 【酒とイタタ!】滝クリの自然妊娠は奇跡的!「結婚しない人生もアリ」「いずれは結婚・出産」どちらも改めて確かめておきたいこと~その2~

出産に対するイメージが「なんとなく」でボンヤリしてしまう背景

かくいう筆者も、スピード結婚が決まって直前に「一応ブライダルチェックを受けてみよう!」と軽い気持ちで産婦人科を受診したところ、子宮に腫瘍が見つかり衝撃を受けました。妊娠を楽観視できる状態ではなく、夫となる人は子供好きでしたので、この時点でも、結婚するかどうかを含めていろいろ相談しました。結果としては結婚し、幸運にも自然妊娠で出産しました。我が家の場合は自然妊娠以外の選択肢は経済的に無理で、養子縁組も考えていなかったため、本当に幸運でした。

しかし高齢出産だったため妊娠中も色々なリスクがついて回り、「どうして自分は、こんな大事なことを適当にしたままこの年齢を迎え、子供好きの男性と結婚してしまったのだろう?」と、反省してもどうしようもない事態に沈み込むこともありました。その後、第2子を希望した時期もありましたが、さまざまな問題でかないませんでした。

今回のビッグカップル報道でも、滝川クリステルさんの妊娠に関して「安定期に入ったので」と何気なく語られていましたが、高齢出産に現実的に直面した経験のある筆者からすると、確率的にはとても幸運な事例なのです。有名人の出産はニュースになり、高齢出産される方も増えています。そうしたニュースが一般の人々にも「今は医療が進歩しているから、出産はまだまだ先でも大丈夫」というイメージを誘発しますが、その実、誰にでも起こるラッキーではないのです。

そして「結婚しない人生もアリ」という価値観の流布も、心からそういうライフスタイルを希望している人にとっては当たり前の暮らしやすい世の中になった、という状況ですが、

実はいつかは結婚したい気持ちがある、という人にとっては「明日早起きしないといけないのになんとなくスマホで遊んでしまった」的なロスを誘発する気がします。「まだ向き合わなくていいや」とノンキに先延ばしして、ある時ハッとさせられるのです。

情報過多な現代、「自分は結婚を望んでいるのかどうか?」「譲りたくない条件はどのポイントなのか?」など、自分自身の長い人生に大きく関わる「結婚」というトピックと深く向き合って希望を自覚した上で、

結婚するとしたら「パートナーの出産観」もついて回る、という事実も意識しつつ歩むほうが、ロスが少ないと思います。

アラフィフの飲み仲間女性達の意外な呟きに、筆者も驚いた

「みんなが結婚したいわけでも、出産したいわけでもない」「こんな先行き不透明な時代に、大した経済力もない家に生まれる子供はかわいそう」など、いかにも叩かれそうなデリケートな話題に、今回あえて触れてみたのは、筆者の周囲の状況も関係しています。

筆者もアラフィフにさしかかり、友人もアラフィフ女性が増えて参りました。

仕事に夢中で結婚も出産も眼中にない、という感じだった人が、ふと「私はもう産めない年齢になっちゃったから」とつぶやいたり、

若いうちに結婚して「子供はまだいい」と夫婦の時間を楽しんでいた人が、「実は30代後半から妊活を始めたけど授からず、何年も不妊治療した結果、経済的にも体力的にも精神的にも疲れ果てて、子供はあきらめた」と心情を吐露してきたり。

もちろん、心から「結婚しない人生」「産まない人生」を謳歌している友人もたくさんおります。

しかし「結婚しない人生もアリ」「今の時代は、昔より高齢になっても子供が産める」というイメージに「漠然と流されてしまったのかもしれない」と打ち明ける友人も、複数存在しているのです。

では、筆者はどうか?といえば、夫も自分もフリーランスの家庭で子育てをし、時間的にも経済的にもいつもカツカツ、子供を持たない友人たちのライフスタイルをまぶしく感じる事もしょっちゅうです。

誰しも「隣の芝生は青く見える」という事かもしれませんが、アラフィフ女性仲間、全員の意見が一致するのが……

「男性たちは、女性よりずっとずっと出産に無頓着!」

という事実です。

「結婚したい」「出産したい」という女性は戦略的に動かないと、男性は「子供は40代でも産める時代でしょ」と、のんびり時間を浪費しますよ。お気をつけください。

女性より男性の方が、芸能人の例をもとに40代以上の出産はできるものと思ってしまいがち。同時にネットでは30代以上の婚活女性を「BBA」と叩きがち。

<御神酒の手引>
滝川クリステルさんのようなミラクルは、みんなに起こせるものではない

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プロフィール

きたざわ御神酒

きたざわ おみき……テレビ、ラジオ、WEB、雑誌で執筆中の雑食系フリーライター。30歳で「バー・一人飲みデビュー」をし、以後、居住地の下北沢中心にあちこちのバーに出没。趣味は「知らない人と話すこと」。趣味が高じて、一瞬、バーの店長をやったことも。
時には夜から昼まで飲み続けたウン年間のバー生活?で学んだ「女子の一人飲みルール」的なお話から、「バーで出会ったトンデモキャラ」のネタ話など、働く女子のタメになったりならなかったり、まったくどうでもよく移動中に読み流したいお話まで、酒にまつわるいろんなエピソードを書いていきます。