コラム 【酒とイタタ!】 バーで元仕事仲間と再会して、過去の失態が明るみに!黒歴史を作らないために普段から気を付けたいこと~その2~

意外な場所で、過去につながりのあった人と再会するという事、ままあるものです。

怖いのは、こちらは記憶にない相手が一方的に覚えている、しかもそれがあまりよろしくない印象だった……という場合です。

今回は、行きつけのバーの常連同士でそうした事が起こったエピソードをまず、ご紹介しています。ある人にとっては記憶に残らないような事が、別の人にものすごくイヤな印象を残してしまった、しかもその相手は、その後も社会生活で関わりを持つような重要な人だった……。大人として社会生活を営む人なら皆、怖くなるお話ですよね。

具体的にどんな事があったのか?という口火の部分を、その1でご紹介しました。~その1~はコチラ

直接的に悪印象を作ってしまったのは本人ではないながら、愚かな関係者と行動を共にしていた事は、結局、本人にも波及していくのです。

本人も大人なのに、愚かな関係者をおかしいと思わなかったのか?という第三者の疑問

マスターはひとしきり、常連客のBさんが抱えていた、Aさんへの悪印象の要因となったエピソードを筆者に話し、本題に入りました。

「Aさんに、この話、教えてあげたほうがいいのかな?」

それは絶対やめなさい、と筆者は言いました。Bさんのモヤモヤした、しかし根深い不快感の内容は、同じ業界で仕事をしている筆者にもうなづけるものでしたが、なにせ具体的なトピックが「タコヤキ分けてくれなかった」なのです。

ちなみにBさんは近年大変出世していて、一角のクリエイターとして同業者から一目置かれる存在です。対するAさんは、特に出世するでもなく現状維持の状態。そういう位置関係を知ったうえで、マスターは第三者として、「自分が個人的にも好きなAさんに、やはり個人的に好きなBさんが、実は過去にこんな思いをしていた」という事を教えてあげつつ、二人がウチの店を介して仲良くなれるようにしたほうがいいのかな?」と、実に若く善良な疑問を持ったようです。

しかし、伝言ゲームで、最初の情報が正しく伝わる事はまれです。Bさんのモヤモヤ感は、その背景を正しくBさん側で理解できる人が聞いてこそ「そりゃあ、ムカつくよね」と納得できます。が、何人かの口づてになれば、うっかりすると「Bさんはタコヤキもらえかっただけで、仕事でヘソを曲げたんだって」と、それだけ聞いたら「Bさんはヤバい人」という噂になりかねない恐れもおおいにあるのです。

と、マスターに伝えると、マスターはションボリ。

「でも……Aさんて、ホントにそんな事したのかな?マネージャーさんは知らないけど、Aさんて、そういう時に一人で平気でタコヤキ食べるような行儀の悪いバカじゃないんですよ、少なくとも俺や、この店の他の人たちとの関わり方を見てると。もし、今でもそんなバカなマネージャーがついてて、Aさんの仕事が低空飛行になってるとかだったら、もったいないじゃないですか……」

マスター、いい子だな。でも、この話を伝える、伝えないは、また別の話です。マスターも何気なく「Aさんがそんな、行儀の悪い、仕事人としてバカな事をしたのだろうか?」という内容を口にしましたが、そうである可能性が非常に高そうです。マネージャーの教育うんぬんはともかく、Aさんもさして問題意識を持たずに行動した結果、それが本人の知らないところで、思いもよらない尾を引いている、と考えるのが一番自然です。

その部分に、職業上Bさんの愚痴を聞いた、という立場のバーテンダーが積極的に首を突っ込むのは、やりすぎと筆者には思えます。

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