コラム まさか私が…!詐欺被害経験者が語る「私は慎重なタイプ」がハマる落とし穴~その2~

「自分は慎重」という自負が邪魔をして、根本的なことを見落とす……という落とし穴に気を付けて!

更に、わが子曰く「自分がいま教えた内容は、お母さんもそばにいた時にニュース番組で扱っていたはず」との事。わが子は母を責めたいのではなく、「なんで自分も見ていたのに、詐欺サイトにひっかかったのか?」と、純粋な疑問を持っているわけです。

答えは明確です。筆者自身が「自分は最も詐欺にひっかからないタイプだから、よくある基礎的な情報など必要ない。それがなくても見抜く眼を持っているはず」くらいナメていて、ニュースをちゃんと見ていなかったから、です。たぶんその時、頭の中で仕事のネタでも構成していたのでしょう。

だって、銀行や大手企業のダミーサイトに、エラーのふりして誘導するような新しい手口だったら情報を知りたいけど、ショッピングサイト詐欺なんて、どっかしらおかしいとこ、私なら気づくでしょう?……みたいな。

思いっきり引っかかったんですけどね、実際は。

「あったらいいな、と思った商品が見つかった!不人気商品だけど、万が一売りきれたら困る!」という興奮と焦燥

「自分は深く考えるタイプで、世の中をわかっている」という先入観と自負による不審点の見落とし

……犯罪者の理想的なカモの一典型、って感じですよね。

はい、私は愚か者です。自覚しました。

被害に気づいたらやるべきことは?

被害に気づいたら、以下のような対処をおすすめします。

1:詐欺サイトの会員情報を削除または変更 
個人情報、もう伝わってはいるものの、そのまま残しておくわけにはいきません。

2:振込口座を開設している銀行に報告
犯罪に関わっている口座だと確定すれば、その口座は使えなくなります。

3:わたってしまった個人情報はできる限り変える
メールアドレスやパスワード、電話番号など、すぐ変更できる個人情報は、思い切って変えたほうが安心です。

4:消費者センターや警察に被害を報告
警察にきちんと「被害届」を出すのが一番です。今後、もしも個人情報が悪用されるなどの2次的状況が起きた場合、先に被害届が出ていれば「悪用された」ことを証明しやすくなります。

しかし、警察で「商品がまだ届かない、という現状だけでは被害届を受理できない」となることも実際にあるようです。

警察に書類として残してもらえない時のために、消費者センターへも報告し、記録を担保しておきましょう。

5:家族と同居の人は、情報を共有
しばらく、不審な郵便物などが増えるかもしれません。用心のため、恥ずかしくても家族に打ち明けましょう。

「私は大丈夫」と自負している方、筆者のような憂き目に遭わぬよう、どうぞお気をつけください。

先入観で見えなくなることもある。これって恋と同じかも♥(開き直り)。

<御神酒の手引>
「自分の敵は自分」っていうけど……マジでした

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プロフィール

きたざわ御神酒

きたざわ おみき……テレビ、ラジオ、WEB、雑誌で執筆中の雑食系フリーライター。30歳で「バー・一人飲みデビュー」をし、以後、居住地の下北沢中心にあちこちのバーに出没。趣味は「知らない人と話すこと」。趣味が高じて、一瞬、バーの店長をやったことも。
時には夜から昼まで飲み続けたウン年間のバー生活?で学んだ「女子の一人飲みルール」的なお話から、「バーで出会ったトンデモキャラ」のネタ話など、働く女子のタメになったりならなかったり、まったくどうでもよく移動中に読み流したいお話まで、酒にまつわるいろんなエピソードを書いていきます。