コラム 『コロナ離婚』の逆を行く!「こんな時だから家族に」と入籍を決意した50代長期同棲カップルの内情~その2~

コロナ厳戒下、家籠りの長期化により生活がギスギスしがち……という状況を象徴する『コロナ離婚』というワードが出現しました。

そんな中、今、この環境であえて50代の長期同棲カップルが「入籍を決めた」というめでたい話が、筆者の周囲で出てまいりました。

どのようなカップルなのか?サトミさん(仮名:マスコミ系管理職・50代女性)とマサトさん(仮名:大手企業営業職・50代男性)のなれそめや現在までの状況について、その1でご紹介しました。~その1~はコチラ

年齢層の高いカップルの長期同棲となると、どちらかに結婚の意思がない、というカップルでなくとも、あえて入籍するきっかけがつかめない人々が多いもの。

いま、この状況でなぜ「入籍」なのか?実例をふまえつつ、ネガティブな状況下でこそ浮き上がる夫婦・カップル間の人間関係、またそれを「前向きに整理する」方法を考えていきます。

職業上「自粛」に限界がある相手、万が一の時を考えて出した答えが「入籍」だった

入籍を決めたカップルの女性・サトミさんの職業はマスコミ関係。政府から緊急事態宣言が出た後も、不定期に仕事で外出を要求されます。

緊急事態宣言前は言わずもがなで、時には地方の打ち合わせにまで出向いていました。「自粛」したくても、職業上ままならないのです。彼女は管理職。怖がる部下がいれば自分が代わりにその仕事を請け負う、でなければ社会に必要な情報が回らない、責任を放棄できない立場・性格なのです。

……サトミさん以外にも、さまざまな理由で「ステイホーム」したくてもできない、という人は、一定数いらっしゃるでしょう。

そんな生活の中で、カップルの食卓でふと話し合った時「もしもの事があった時に、家族じゃないと、病院での手続きにも支障が出るよね?よかったら入籍しない?」と、マサトさんからの申し出があった、というわけです。

その顛末、SNSの女子会グループに、サトミさんが簡素な文章でさりげなく報告してくれたのですが、行間を読んで泣けてしまいました。サトミさんのお住まいの近所にはご実家の親族も住んでいらっしゃるので、「万が一」の時はそちらにお任せすることもできるのです。でもマサトさんは「自分がそうしたい」と、この切羽詰まった状況で切に願ったんだろうなぁ、と。もちろんそんな状況、来ないことを願うばかりですが。

『コロナ離婚』もギリギリのネガティブな状況から生まれたワードですが、こんな時に最前線で働く彼女との入籍を願うって、「この人は大切な人」って心から確認できたんだろうなあ、って。

でも『コロナ離婚』も、「本当にそうなのか?」って気もするのです。

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