コラム 「政治の話はタブー」は終わった!?非常事態の今、政治の話が共通の話題となっている件~その2~

大人同士の会話の話題として、長年タブー視されてきた「政治」の話が、コロナ禍にあえぐ現在、みんなの「よく出る話題」に変化している……という現象について、

どこまではまだ「NG話題」だったのか?どこから「解禁な空気」に変わったのか?また、「解禁になってもケンカが起きにくいのは、主に安倍首相のおかげである」という皮肉な現状について、周囲で起きたリアルな実例をあげつつ、その1で変遷をたどって参りました。~その1~はコチラ

後編では、一時は都知事から『補償なき自粛要請』の対象として名指しされたことで、すさんでいた、その業種(バー)に従事する家族がいる家庭=我が家の夫婦の会話が、政治の変化によりどのように変化していったか?という実例をご紹介して参ります。

小規模院飲食店の感情を「スピーディーに」変化させてくれた都知事のおかげで、家庭内もひとまず安定

4月7日に、国が東京都他の緊急事態宣言をようやく発出した当初は、東京都の休業要請に関わる保障や予算は、まだ出ていませんでした。

この時点では、まだ我が家はギスギス状態。「休業要請にこたえるべきだ」という妻(筆者)と、仕事先のオーナーや周囲との関係もあり「そんなに簡単に、休業を一人で決められるものではなく、自分から休業を提案するつもりはない」と対抗する夫が緊張感を伴う平行線状態。

そんな中、8日には夫の店のオーナーが「自粛要請に従おう」と決断して下さり、取り急ぎ筆者はホッとしました。しかし「バーの休業」は決まったものの、休業中の給与をどうするか?についての具体的な内容は「今後の政治的な補償内容があるのか?ないのか?いくらなのか?見えて来ないと決定できない。ごめんね」という状態。

取り急ぎ「テイクアウト・フードを更に充実させて、日中に店を開けて売ろう」という、多くの飲食店がやりだした方式を取り入れることになり、そのための食品容器を買いに走る他の急務が発生。バーは休業するものの、その他の業務をすみやかにやるために、夫は「不要不急じゃない外出」が増え、家族としてはめちゃ不安です。

間に合わせでテイクアウト販売の体制を作ったところで、この状況で満足な売り上げが立つはずないのに……と思いつつも、がんばっている夫にそんなこと言えない、というジレンマも。

「医療や生活インフラに関わるお仕事をして下さる方以外は、動き回っちゃダメなんだよ!貯金がなくなってもいいから家にいなよ!って私は言ってるじゃん!」と夫にキレたい衝動を必死に抑える……という状況です。

それが、4月10日に一変しました。東京都が「休業補償」についての施策を明らかにしたことで「実際に決まって発表されるまでは信用できない……」という不安が払しょくされました。ごく小規模な飲食店にとっては、50万円でも「当座の間、緊急事態下での自粛要請に全面的に従う」ギリギリの体力が生まれます。

その後も様々な保障策が出され、現在、夫の業務内容は「緊急にテイクアウトフードを強化して、とにかくすぐ売る」から「店内を整備しつつテイクアウト強化の体制をじっくり考慮しつつ整えていく」に変化しました。

夫婦間のギスギス感はひとまず落ち着き、その1の冒頭で上げた「妻がテレワークに集中してるときに夫が『メガネどこ?』とくだらぬ声掛け」などでイラついても、あとで話し合いできるタイミングで「小池都知事閣下なら、今後も各所に細やかにやってくれそうだ」という話題を出して夫と共感しあえば、「がんばろう。ストレスたまってるのは私だけじゃない。最前線でふんばってくれてる人もたくさんいるのに……」と感謝できる、まっとうな平常心が回復します。

小池都知事を事さら持ち上げたいのでなく、庶民の間で「政治」が一つの共感を生みやすい話題になっている、という現象を語りたいのです。

大阪府知事のリーダーシップや、安倍総理への様々な視点がその役割をしてくれている……という場も多いのでは?

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