コラム 大人のつきあいはさらに複雑化!? Withコロナで出てきた新たな「タブー話題」とは~その1~

コロナ対策に関して、個人レベルの「模範解答」が存在しない、という現状

コロナ問題は「感染対策と経済活動」という相反するテーマも抱えているため、実は「対・コロナの完全な模範解答」は存在しないのが現状です。「とにかく感染対策重視」という人もいれば、「いや並行して経済活動すべき」という人もいる。

また、「無神経に複数人で外出しているように見える人」が、実は「大切な人がうつになりそうで、つかの間、外の空気に触れさせることが優先事項と考えた」など、精神的に逼迫した状況にあるかもしれません。

「コロナ離婚」というワードが発生したように、パートナーとすら寄り添えない人が続出する中、友人・知人が「コロナ対策をどうすべきと捉えているか?」は、意外とはかりしれません。ですので「自分が考える正解」を当然のことのように表明すると、人間関係に軋轢を生む危険性をはらんでいるのです。

コロナ禍の影響は人それぞれで、その人の直面しているリアルな現状や心の状態まで、正確に知るのは困難です。

仕事を無くした人もいれば、外出自粛下でも出勤を余儀なくされる人、テレワークをする人もいる。テレワークをする人の中にも、円滑に仕事が回る人もいれば、形ばかりで張り合いを感じられない人、出社するより不便でイラついている人もいる。

自宅の時間が増えて意外と充実している、と感じる人もいれば、寂しくて不安ばかり、という人もいる。

実は親族や周囲の人が罹患してしまい心配だけれど、外出自粛でずっと対面していない友人・知人にまでそのことを話したくない、という人もいるかもしれません。

実際には苦しんでいても、大人としてあえてネガティブな事は話さない、と決めている人も多いでしょう。そんな中で「自分が是と信じているコロナ対策」は話しても大丈夫な話題、と思い込むのは早計です。

後編では、実際に聞いた「言った人は気づいていないけれど、受け取る側がモヤっとした会話」の実例と、「緊急事態宣言解除後もタブーと心得るべき話題」を掘り下げます。

同じストレス(コロナ)に晒されている状態でも、環境の違い、価値観の違いで受け取り方は多様に。

飲食店のテイクアウト、通勤、スーパーでの親子連れを見て、あなたはどう思いますか?~その2~に続きます。

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プロフィール

きたざわ御神酒

きたざわ おみき……テレビ、ラジオ、WEB、雑誌で執筆中の雑食系フリーライター。30歳で「バー・一人飲みデビュー」をし、以後、居住地の下北沢中心にあちこちのバーに出没。趣味は「知らない人と話すこと」。趣味が高じて、一瞬、バーの店長をやったことも。
時には夜から昼まで飲み続けたウン年間のバー生活?で学んだ「女子の一人飲みルール」的なお話から、「バーで出会ったトンデモキャラ」のネタ話など、働く女子のタメになったりならなかったり、まったくどうでもよく移動中に読み流したいお話まで、酒にまつわるいろんなエピソードを書いていきます。