コラム 昭和30年代の恋模様はドラマのよう!電話飲みで聞いた、80代夫婦のなれそめ~その2~

「さあ飲み会だ!」「一人飲みだ!」とは、まだまだなれない今日この頃。たまのガス抜きに、いろいろな人と「飲み電話」や「オンライン飲み」していると、「会えない」効果が手伝ってか、意外な打ち明け話が飛び出したりします。

そんなふうにして聞いた話の中から、今回は「衝撃度ナンバーワンの恋バナ」をご紹介しております。

その1では、かつて「激モテお嬢様」だった80代女性が、最初は軽視していた、まったくタイプでない男性と恋愛結婚に至るきっかけ話の前哨戦をご紹介しました。世代は違っても人様の恋バナは面白いし、世代が違うからこそドラマのようにダイナミック!という側面が!~その1~はコチラ

後編は、モテモテお嬢様・サトエさん(仮名:当時20代前半)が、ボーイフレンドの一人から借りた、当時としては超高額商品のカメラを壊してしまいシュンとしていたところ、

サトエさんが「ナヨナヨ男」と軽視していた職場の先輩・ユタカさんが通りかかり「俺が代わりに謝ってきてあげよう」と申し出てくれて、サトエさんが「ラッキー」とばかりに丸投げしたところから始まります。

好きな女性の代わりに別の男性が謝りに来たことで、最悪の展開に!

問題となるカメラですが、昭和30年代当時の話ですので、「新卒の賃金数か月分」は下らない高額商品でした。そんなものを男性から女性へ貸す、ということは、相手の女性、つまりサトエさんの気をひきたかったからに違いありません。

そんな状況で、ユタカさんがカメラの持ち主に「サトエさんが貴方から借りたカメラを壊してしまい、困り果てていたから、自分が代わりに報告と謝罪に来た。申し訳ありません!」とのたまうわけです。相手の男性からしたら「おまえサトエさんの何なんだ!恋人なのか!」と怒り心頭でしょう。

しかし、ユタカさんはサトエさんの恋人でもなんでもないので、「お付き合いしているとかではないけれども、困っている彼女を気の毒に思い、男として放っておけなかった」と正直に伝えます。相手にしてみれば「付き合ってないなど信じ難いし、もし本当に付き合っていなかったとしても、ユタカくんはサトエさんの気を引こうとしてこんな役回りを引き受けたに違いない。そしてこんな役目をたのんだサトエさんも、ユタカくんに対して、まんざらでもない気持ちを持っているのかもしれない。少なくとも俺よりはユタカくんのほうがサトエさんに近い、ということだ!キー!」となります。

そしてユタカさんに、「同じカメラを弁償してくれなければ許さない」と言い放つのです。

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