コラム 街中や飲食店で、マスクなしの人に遭遇したらどうする?「マスク警察」にならないための正しい対処法~その2~

コロナ禍がなかなか収束しない中、『マスク警察』という言葉や人々が登場し、つい先日はマスクをしていない乗客が航空機から降ろされる、という件まで起きました。

「ふだんからマスクをしている」という人、「あまり神経質に考えない」という人、「理由があってマスクはつけない」という人が共存するコロナ禍の社会の中、

今回は「いかにストレスを最小限にして生活するか?」という方法論を考えております。

その1では、「マスクをし忘れて出かけたら、取りに帰る程度に、ふだんから必ずマスクをする派」の筆者が、「マスクをしていない人(自分の生活圏に関わりの薄い通行人程度)」を見かけた時の一番ストレスを抱えないだろう対処法をご紹介しました。~その1~はこちら

後編では「マスクをしていない人」が、「関わりの薄い人」でなかった時にどうしたか?という筆者の実例をご紹介しつつ、テーマを掘り下げてまいります。

飲食店で出会ってしまった、大声&大笑いで談笑するグループへの対処例

先日、同行者にちょっとしたお祝い事があり、筆者がこちそうすることになり、2名で鰻屋に入店しました。

座席ごとに間隔をとるなどソーシャル・ディスタンスに配慮しているお店で、時間帯は遅めのランチ時です。同行者との関係性から、2人ともそれほど高価でない定食(でも鰻屋なので他で食べるよりちょいゴージャス)をオーダーしました。

お店には我々のほか、一組3名の先客がいました。

そのお店は1階にカジュアルなテーブル数組(配慮により解放しているのは半数)、2階は座敷になっていて、座敷のほうが立派なイメージであり、間隔をあけた上での席数も多いので、お店スタッフは「より良い席に」との気遣いで我々を座敷に案内してくれたようでした。

しかし、3卓あけて充分離れた席にいた先客3名が、すごくうるさかったのです。

先客は久しぶりに集まった仲良し、という雰囲気の40代くらいの男女で、高価な部類の定食とお酒を楽しんでいました。食事中なのでもちろんマスクはしていません。共通の知人の悪口を言っては大笑い、という感じで、笑うと飛沫が5メートルは飛びそうな勢いです。

ゆったりと空間をとった座敷で、筆者たちとは3卓あいている位置にいても、配慮のない会話内容や、先客の飛沫が舞い踊っているような状況に閉口しました。

思わず直接注意しようかとも思いましたが、ここはお店。スタッフに伝えるのが筋であろうと、まず考え直しました。しかし同行者もソワソワしているので、即座に2人で1階に下りることに。

スタッフに事情を伝え「我々は1階で食事したい」と申し出ると、スタッフは大変丁寧に謝罪し、お冷やおしぼりなどをセットし直してくれました。

その後、スタッフが2階の先客に注意喚起した様子はありませんでしたが、我々には大変丁重でしたし、コロナ禍でたぶん普段よりお客の少ない中、昼からお酒や高価な定食をオーダーするお客は貴重なのだろう、と思いました。実際、我々の食事中に先客3名はお会計をして退出しましたが、それまでに他のお客は来ませんでした。

大事なのは「自分の」ストレスが最小になる対応を考えること

我々がお会計をするときにスタッフが「ご移動いただいてしまい、大変申し訳ありませんでした。ありがとうございました」と言ってくれて、料理もおしいしかったので、総合的には満足な外食でした。

「うるさいな」と思った時に、直接、先客に接触しなくて良かった、としみじみ思いました。もしもそれでトラブルになったら最悪ですし、先客が聞き入れて急にシーンと盛り下がってしまっても、筆者も同行者も「勝った!」と楽しく思えないような性格だったので、選んだ対応は正解だったと思います。

同行者は「1階に降りた時、『注意してください』ってお店に言わなくて良かったね。あの人たち盛り上がってたわりに、早めに帰ったし。自分たちのせいで私たちが移動したこと、気づいたんじゃないかしら?」と言っていました。

こういう話をすると「マナーのない人達にはちゃんと言わないと、直らない」と叱ってくる人もいますが、中年になって鰻屋でいつでも大騒ぎするような人は言っても直らないだろうと筆者は思いますし、そういう人に働きかけるのはストレスにしかなりません。

同行者の言うように、それなりの節度はある人々が「コロナ禍の中、久しぶりに会って贅沢な食事をしてお酒も入って、つい、というタイミング」だったのかもしれません。

優先すべきは「自分(同行者含め)のストレスを最小限にする方法をとる」ことです。ことストレスに関しては、個人の性格や環境と関わるので「他人の常識」を「自分の常識」に当てはめないで自分と向き合うほうが楽に対処できると思います。

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