コラム サイコパスより怖い「マッチポンプ」って何!? 店を奪われた老夫婦の実害から注意する行動、発言を学ぶ~その2~

『マッチポンプ人間』とは、「意図的に問題を起こし、解決する過程で自己利益を得る」、利己的な性質を持った人のことです。

今回は、最初は「頼れる立派な人」と思っていた義弟が、実は自分の利益ばかりを追求する『マッチポンプ人間』だったと気づき、肝を冷やしたというアカネさん(仮名:会社員・40代女性)の実例をご紹介しています。 その1では、なぜアカネさんが義弟・Bさんを「立派な人間」だと感じていたか、「あれ?」と思ったのはどんな時だったのか、などの経緯をご紹介しました。~その1~はこちら

しかしその後、義父の入院というアクシデントを通し、Bさんの本性が明らかになっていきます。

事業物件なのに家賃は相場の10分の1以下!人の良さと親心につけこんだ驚きの本性

アカネさんの義父が入院した際、「入院費をどう工面するか?」「今後、義父の経営する店をどうするか?」を話し合うため、兄妹一同の家庭が集まり、親族会議を開くことに。アカネさんもその席に同行します。

「親族会議に行く前、夫が私に言ってくれたの。『母さんが入院費の工面に困ってるみたいだけど、うちの家庭は俺よりも君の収入に甘えてるところも多くて申し訳ないと思ってるし、実家の物件を安く借りる恩恵を受けてないのはうちだけだから、長男だからって全額援助とかは全く考えてない。俺は兄妹3家庭ひとまず折半って案を出して、あとで入院保険が下りたら、いくらかずつ均等に返済してもらうって提案をしようと思うんだけど、君はどう思う?』って。

それで私、疑問に思ったことがあって。まず、義両親はなんでそこまでお金がないのかな?って事と、夫の言う『実家の物件を安く借りる恩恵』って言葉が引っかかって。私は勝手に『Bさんは事業物件だし、あの口ぶりでは多めの賃料を払ってるんだろう』って思い込んでいたから。夫にその疑問を言ってみたら『Bさんは事業を始める時に、まだうまくいくかわからないからということで、二束三文の家賃設定にしてあげたと母さんから聞いてるし、その後に上向いたからって家賃をあげたって話も聞いてないけど。……わからないから、今日確かめてみよう』って事になったの。

それでね、実際、親族会議の場でBさん本人に聞いてみたら、急に話をそらすだけで、絶対に家賃の金額を言わないの。『義兄さんが長男だけど入院費を折半にって言うくらい困っているなら、俺が払ってもいいっすよ。俺、払えるんで。ここの物件貸してもらって助かってる部分もあるしね』とか言っちゃって。それで後で、その日に義父に付き添ってた義母にBさんの会社の家賃を確認したら……なんと、たったの1万円よ!? ボロアパートだってことを考慮したって、あのエリアの事業物件相場の10分の1以下よ!住宅用に同じ条件の物件を借りてる義妹Cちゃん夫婦ですら適正金額、つまりBさんの会社の何倍かの家賃を納めてたのに、Bさんは『まだ事業が成功するかもわからない段階で大変だから、家賃なんていらないから』って最初に言った義両親と、申し訳程度に取り決めた家賃のまま、もう5年以上も、事業がとっくに上向いた後も、甘えたまんまだったの!そこまでお世話になっておいて義両親の陰口をたたいてたなんて、ビックリよ!」

そしてBさんの暴挙は、更に拡大するのです。

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