コラム 知らない間に「がん」が進行していた女性のリアルレポ、コロナ禍で病院を避ける人々に伝えたい「検診」の大切さ~その1~

半ニートから高額所得者まで、常識人から異世界に住む人々まで、幅広い層が飲みに来る下北沢を中心に「一人飲み歴10年以上」の、きたざわ御神酒(おみき)です。

適切な感染対策を講じている飲食店は、できるだけ利用したい昨今ですが、一人でハシゴ酒、のような飲み方はなかなかできない今日この頃。時にオンラインや電話で飲み仲間の近況を聞きつつ、互いに家飲み……というパターンが、最近多い飲み方になっています。

最も気軽に「オンライン飲み」の意識もなくつながれるのが、同世代の女子会的な友人たちです。お酒好きな人々は、元々知り合いのAさん、そしてAさんの仕事先で飲みの約束をしたBさん、それに元からの友人のCさんがつながって……というような「お酒のつながり」で異業種のお仲間が増えやすく、筆者の身近にも、そんな関係でなんとなくグループになった「酒好き女子会グループ」が存在します。

先日「酒好き女子会グループ」のオンライン飲みで、最も盛り上がったのが「健康と病気の話」です。

「最近、コロナ禍で検診を見合わせる人が増えてるらしい」という話題から、「でも検診は行ったほうがいいよ。実は私はこんな病気が見つかったことがあって……」「え?私も実は……」と、アラフォーからアラ還世代女子の「実は罹った、意外とよくある、怖い病気」の話が目白押しでした。

大人になると、「入院などのあまり楽しくない話は、言わないで済む友人には言わないでおこう」という人、多いのですね。わりと親しい関係でも「え?何年前、入院したことがあったの?」「え?手術もしたの?」と驚き合いました。

そこで今回はみなさまに「健診や検診の大切さを痛感した話=病院に行くことを避けないほうがいい不調」の例や、「アラフォー以降の女性が気をつけたい病気」について、実例をご紹介しようと思います。

まず知っておきたい「健診」と「検診」の違い

会社員の方は「一般健康診断」を毎年、受けていらっしゃると思いますが、これは「健診」です。会社員以外でも国民健康保険加入者には、自治体から40~74歳を対象に、これと似た機能を持つ「特定健康診査(通称メタボ健診)」の案内が届くと思います。こちらも「健診」です。

「健診」とは、「健康であるかどうか、社会生活が正常に行なえる健康状態であるかを確認」するのが目的です。ですので、「病気の疑い」に対して精査するものではなく、「胃がもたれるのですが、なにか問題があるんじゃないかと……」というような自覚症状に対する「その先の検査」は、「健診」の機能には入っていません。

一方「検診」は、「特定の病気を発見し、早期治療を行なうことを目的とするもの」です。「がん検診」や「糖尿病検診」等があります。「がん検診」は年齢に応じて、健康保険加入者を対象に、自治体の助成が案内されたりします。たとえば東京都で最も人口の多い世田谷区の「乳がん検診」は、「40歳以上の偶数年齢の女性」に、2年に1度、乳がん検診の助成の案内が届き、収入に応じて、自己診療の10分の1程度以下の検診料で乳がん検診を受けることができます。

コロナ禍の影響で、こうした行政が推進する「健診」や「検診」を避ける人が統計上増えているようだ……という報道が出ていますね。

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