コラム 知らない間に「がん」が進行していた女性のリアルレポ、コロナ禍で病院を避ける人々に伝えたい「検診」の大切さ~その1~

コロナ禍もあり、なるべく病院に行きたくないものの、避けないほうが良い「検診」はどれ?

各自治体や保健所、病院などが「しかし健診や健診を受けてください。これらは不要不急の用事ではありません」とホームページ等でアナウンスしていますが、現実問題として、コロナ禍の影響が横ばい状態に見える現在、感染リスクや、医療従事者の負担など、いろいろと考えて「健診」「検診」から遠ざかる人の心理には共感できます。

その上で、筆者個人の選択をお話ししますと、「健診」は受けたほうがベター、「検診」はマストで受ける、という事にしました。今年、筆者は「乳がん検診」の助成適用年なので、これを受けつつ、同じ機会に(どうせ病院に行くならついでに)病院が混んでいなければ、「健診」も受けてしまおうと思います。

「自覚症状が無いうちに発見したい病気を早期発見する」ための「検診」は、とても大事なのです。

実は前述の「飲み仲間女子会」メンバーの一人・ユリさん(40代フリーランス・1児の母)から、2年ほど前に「膀胱がん」が発覚し、ギリギリ「初期」と呼べる状態だったため、6日間程度の入院と2時間程度の手術で取り切れた、という経験をしたことを聞きました。今も、もしもの再発に供えて定期検診に通っているそうです。

ユリさんの話を聞き、「がん」は日常生活上、特段の不調の自覚がなくても、実は罹っていることがある……と痛感しました。ユリさんは「特段未満の不調=ごくたまに、軽い血尿」が出ていた時に軽視し、その小さな不調は「がん」のせいである、という重大な事実にたどりつくまで、なんと1年もの時間が経過。その間に病気を悪化させていたのです。ユリさんの「がん」は、「ギリギリ初期、あと少し遅かったら次のステージでめちゃヤバかった」という状態まで育っていたそう。

がん発覚当初は、がんが初期段階の範疇であるかどうかの判断が「手術してみないと断言できない」状態で、手術を受け終わるまでは「余命」という言葉を突然リアルに意識し、家族会議をして「自分がもしも死んだ後」のさまざまな処理について話し合い、毎夜お子さんの今後を想って泣いていた、と言います。それでも、闘病に経済力が必要だと、仕事は全く減らさずに終わらなかった仕事を抱えたまま手術入院、術後すぐに病院のベッドでパソコンを広げて働いたそう。

ユリさんのがんが、なぜ最初の血尿の時に見過ごされたのか?なぜ1年後に発見できたのか? 実は、すべての女性に起こりがちな、医師と患者本人、両者の「誤判断」が原因です。「検診」の大切さと、「検診が必要な事態」を判断する材料になるかと思いますので、ぜひご一読ください。 ~その2~に続きます。

意外と知らない人が多いんですよね。
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プロフィール

きたざわ御神酒

きたざわ おみき……テレビ、ラジオ、WEB、雑誌で執筆中の雑食系フリーライター。30歳で「バー・一人飲みデビュー」をし、以後、居住地の下北沢中心にあちこちのバーに出没。趣味は「知らない人と話すこと」。趣味が高じて、一瞬、バーの店長をやったことも。
時には夜から昼まで飲み続けたウン年間のバー生活?で学んだ「女子の一人飲みルール」的なお話から、「バーで出会ったトンデモキャラ」のネタ話など、働く女子のタメになったりならなかったり、まったくどうでもよく移動中に読み流したいお話まで、酒にまつわるいろんなエピソードを書いていきます。