コラム 「ごめん」が言えない人には“意識的”“無意識”2タイプが存在。社会で損するのは“無意識”タイプ~その1~

半ニートから高額所得者まで、常識人から異世界に住む人々まで、幅広い層が飲みに来る下北沢を中心に「一人飲み歴10年以上」の、きたざわ御神酒(おみき)です。

ここ最近、感染対策を意識しつつ飲食店利用をする機会が何度かあったのですが、ちょっとモヤっとする件が何度か続きました。飲食店に限らず、広く人間関係に関わるテーマで、「この小さな一言があるかないかで、その人の印象の良し悪しが全く違ってしまう」という、「さりげないけど重要な一言」……皆さま、どんな言葉か、わかりますか?

重要なのにさりげないから、世の中には意外と「無意識に絶対言わない」人がたくさん存在しているのです。そして、それが気になる、不快だ、という人は意外とたくさんいて、「言わない人」が気づかぬうちに「ああいう店には二度と行かない」「あの人は感じが悪い」などと大きくマイナスの評価をされます。

さて、どんな言葉でしょう?あなたは「言える人」でしょうか?

小さなやりとりで「問題のある人」に。当人も気づいていない「欠けていた一言」とは?

先日、筆者は久しぶりに親族に会いに電車に乗って遠隔地に行ってまいりました。まだまだコロナ禍の中、なるべく外出を控えておりましたが、寒くなるとウイルスがしぶとくなる、という情報が出ているので、「ちょっと暖かい日に、いつかはやらないといけない用事を片付けておこう」と出かけたわけです。

親族と待ち合わせし、飲食店に入りました。親族が「お洒落なお店ができて、入ってみたかった」というお店で、カフェに物販を併設していました。

カフェとしては雰囲気が良くて感染対策もなされており、休日だったこともありお客の入りもそこそこでしたが、キビキビとした店員さんが対応しており、それなりに気持ち良くお茶を飲みました。併設の物販では、若い作家の工芸による雑貨が揃っており、どれも「いかにも1点もの」という感じで可愛らしかったので、筆者はちょっとした小物を購入することに。カフェのお会計は先払いだったので、店員Aに「これを買いたいんですが」と声をかけると、レジに来てくれました。

そこでちょっとした問題が。筆者が選んだ商品には、明らかに800円の値段がついていたのですが、店員Aが物販の値段表のようなものを確認した上で「1,700円です」と言うのです。少額ですが、倍以上の値段ですのでびっくりしました。

筆者は「あの……ここに値段が」と、同じシリーズの商品が並んでいるスペースを指しました。商品の大きさにちょっとした差があるものの、プライスカードは「800円」のみで、大きさが値段に関係しているようには見えない陳列です。

しかし店員Aは「MサイズとSサイズがあって、これ(筆者が選んだもの)はMサイズですね」とスタッフ用の値段表をかざして言い切るのです。

この瞬間、筆者の心には複数のモヤモヤが登場します。

「そもそもMサイズとやらの値段が表示されていないんですが?半額以下のSサイズの値段だけ表示っておかしくないですか?」
「800円ならアリ、と思って買うことにしたのに」
「1,700円だと高すぎる?って判断は微妙なところだけど、でもこの陳列の上でお会計時にいきなり倍以上の値段、ってとこが納得いかない」
「でも、いい大人が、久しぶりに会った連れもいるのに、そういう事で文句言ってイヤな雰囲気にするのも面倒なんだよな……」

と、逡巡しつつ10秒ほど固まってしまった筆者。そこに店員Aがたたみかけてきます。
「このサイズは1,700円です」

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