コラム 『鬼滅の刃』は恋活&婚活の万能ツールだった!気になる異性の好みのタイプもわかる会話パターンを伝授~その1~

半ニートから高額所得者まで、常識人から異世界に住む人々まで、幅広い層が飲みに来る下北沢を中心に「一人飲み歴10年以上」の、きたざわ御神酒(おみき)です。

先日、筆者の飲み仲間女子複数名のSNSグループで、こんなやりとりがありました。

Aさん「うちの子(小学生)が『鬼滅』のガチャガチャやりたい、って言うから、1回分だけ許可したのね。『カナヲ(キャラクター名)、出て!』と叫びながら回したけど、忍(しのぶ/キャラクター名)が出て。

そしたら、近くで見ていた、普通におシャレな20代のカップルの女の子が寄ってきて『私、カナヲ持ってるんだけど、その忍と取り換えてくれない?』って。それで交換して大喜びだったんだけど、横にいたカレシが『このお姉さん、忍が欲しくて5回もガチャ回してたんだ』だって!『鬼滅の刃』ホントに流行ってるんだな~、って実感。」

Bさん「デートでガチャガチャ!まあ、私も善逸(ぜんいつ/キャラクター名)のハンカチ使ってるけどww」

Cさん「ごめん、まだ”鬼滅”見てない。全巻ゲットした友達が貸してくれるって言ってるから、とりあえず漫画読むわ」

……これだけの会話でしたが、筆者、いろいろ驚きました。

参加メンバーは「酒好き女子」なので、みなコミュニケーションに気遣えるタイプばかりです。誰かが入れないような特殊な話題は、基本はふらない人々の中ですら、当たり前に『鬼滅の刃』ネタが出てくる出てくる。そして、まだ内容を知らない人が「ごめん、もうすぐ追いつく」と言う。

いくら大ヒットコンテンツだからといって、触れなくても全く問題はありません。しかし『鬼滅の刃』は「みんなが知ってること前提」のコンテンツになってるわけです。

昨今では『鬼滅の刃』のファンが、興味ない人に執拗に薦める『キメハラ(『鬼滅の刃』ハラスメント)』なる言葉まで登場していますが、

「みんなが盛り上がれる話題」ならば、自然な気持ちで入れたほうが、単純に楽しいですよね?中には「流行っているからって乗っかるのがイヤ」という天邪鬼なタイプもいるようですが、そういう理由で「食わず嫌い」になるのは実利が無いと思います。なぜなら、流行っているという情報が無いところで触れたらすごく好みの作品だったかもしれず、作品の内容と関連しない「流行っている」という状況に踊らされて嫌うのは、主体性のない嫌い方だからです。

まぁ、「天邪鬼な性格」が自分のアイデンティティである、という人もいると思いますが。「天邪鬼」って、一見、我が強いように見えるものの、「他の人に反対する」という「他者主体」で、実は「我」が無さすぎるんじゃないか?とさえ思えます。

作品に触れて知った上で、「あまり好みじゃない」なら致し方ありませんが。

……話がそれました。本題は『鬼滅の刃』という稀有な大ヒットコンテンツが、恋活や婚活ほかのコミュニケーション・ツールとしてめっちゃ使えるよ!使い倒そうよ!というご提案です。

現在は対面での会食やパーティーが難しい状況ですが、こういうときこそスキルを身に付け、今後の武器を増やすチャンスです。

「共通の話題」の中でも「フィクション作品」は最も優秀な万能ツール

筆者は長年、一人で飲み歩いて、その場の会話を楽しんだり、一時期はバーテンダー職を経験して、「出会ったばかりの人同士の会話を弾ませる」ことに注力して参りました。

お互いをよく知らない状態でも、それまで仲良くなかった同士でも、唐突なほど会話が盛り上がる話題、というのがいくつか存在します。老若男女選ばない例に「食べ物」「健康情報」などがありますが、これらは無難すぎて、会話上手同士や、特定のメニューや健康法に人並み以上の熱量がある人でないと、会話はさほど深まりません。

「スポーツ」「芸能人」「政治」などは、時にすごく盛り上がりますが、実在の人物に対する個人的感情が飛び交うので、いさかいを生む危険性も大いにはらんでいます。

一番の鉄板ネタは「ドラマ」「漫画」「映画」「小説」などの「フィクション作品」です。どの登場人物が好きか?どのシーンで感動したか?など、その人の性格や価値観が自然と語られるテーマで、実在の人物をけなすという危険要素が、現実の事象よりは少なく、コミュニケーション・ツールとして大変優秀なのです。

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