連休最終日に依頼者から電話が!少しホッとしたとたんに、自宅で死にかけた!?
さて、筆者の「自覚ナシ危険状態更新中」は、連休3日目に、依頼者から電話が入ったことで、転機を迎えます。なぜ依頼者が電話をくれたかというと、ふだんの筆者なら連休前に一度は進捗状況を報告しそうなタイミングでそれが無い。全く連絡がないのはちょっと様子が変かも?と心配してくれたからでした。
依頼者の電話の一言目は、忘れもしません。
依頼者「お疲れ様です。どうです?大丈夫ですか?」
筆者本人は、自分の仕事ぶりは普通だと思っていましたが、依頼者には「すごい頑張っちゃいそうな人」と映っていたらしく。
筆者「あの、すみません!まだいいアイデアが出なくて……連休中も出かけずにずっと考えてるんですが、考えすぎて、何が面白いのかわからなくなってしまって」
依頼者「それは考えすぎですね」
筆者「依頼者さんに面白いと思ってもらえる事は何だろう?と考え出すと、『これ』と決められないまま、いろいろなアイデアがぐるぐる回ってしまってます」
この言い回し……仕事相手に話すにはちょっと変、と依頼者さんも感じたのかもしれません。
依頼者「私が面白いと感じる事を考えすぎないでください。『面白い』『笑える』は『泣ける』『感動する』よりもかなり個人差が大きいので、他人のコレを考えるのは、とても難しいです。
あなたの『面白い』をまず教えてくだされば大丈夫です。あなたが面白いと感じる事を面白いと思う人は、一定数存在するはずです。それだけでもまずは十分で。
更に、私と内容をすり合わせた時、あなたも私も面白い、と感じることなら、より多くの人がそう感じる可能性が高くなるとは思いますが、
あなたと私と、タイプが違うからこそ、それぞれの考えを持ち寄る事に意味があって、
片方だけ面白い、と感じる事にも、一定のお客様はいるはずです。
思い詰め過ぎずに、気軽にアイデアを見せてください」
……なるほど!
依頼者さんが筆者の悩みに正確かつ優しい回答を示してくれたことで、電話を切った後、実は張りつめていた緊張が、ややほぐれたのでしょう。筆者は、ゴロンと寝転がりました。
で、とってあったアイデアメモをまず振り返ってみよう、と起き上がろうとしたら……
体が、まったく動かなかったのです。

脳だけ暴走状態を抜け出したきっかけはというと……。~その2~に続きます。