コラム 『鬼滅の刃』の次を求めるオトナ女子に告ぐ!おうち時間にハマれるアニメ作品6つ~その1~

半ニートから高額所得者まで、常識人から異世界に住む人々まで、幅広い層が飲みに来る下北沢を中心に「一人飲み歴10年以上」の、きたざわ御神酒(おみき)です。

筆者の「一人飲み」の一番の楽しみは「会話」なので、コロナ禍の現在はそれどころではなく、おうち時間の充実にいそしんだり、飲食店メニューをテイクアウトしては飲み仲間と「飲み電話」したりして過ごしております。

そんなここ1年で嬉しかった事の一つに「アニメの話をしやすくなった」という現象が。みなさまご存知の通り『鬼滅の刃』がメガヒットした影響で、今までアニメを敬遠していた人も「アニメって今、ほんとにキレイだし、すごいんだね」など、「面白いものがあるなら見てみたいかも……」という空気ができてきているのです。もともとオタク系の筆者には嬉しい限り。

……というわけで今回は、「『鬼滅』は見て面白かったけど、ふだんアニメを見ないので、次に何を見たらいいのか見当もつかない」というオトナ女子に、筆者の『家ごもり中のおすすめアニメ』をご紹介して参ります。ハマれるアニメが見つかると、家に居ながらにして別世界にトリップした感覚を味わえますので、家ごもりのストレス解消にうってつけですよ!

「オトナ向け」「人間関係の面白さ」「日本アニメの凄み」が味わえるおすすめ3作品

まずは、「アニメはもともと苦手」という方にもおすすめできる3作品をご紹介します。

『昭和元禄落語心中』(2016年に1期13話、2017年に2期12話)

まず、オトナ女子にぜひ見てほしいアニメ作品。昭和から平成へと変遷する時代背景を舞台に、社会のはみ出し者だった主人公が「落語」に魅入られて大名人に弟子入りし、成長していく……というメインの物語に、さまざまな人間模様がからんでくる、大人向けの作品です。

刑務所に服役した経験を持つ、ちょっとヌケてるマッチョな大型犬のごとき主人公、筆者が独断で「美貌のオネエ老人」と呼んでいる落語の師匠(スーパー名人)、その師匠が若き日に芸と心で複雑にからみあっていた天才落語家の娘……などなどが織りなす人間模様が、めちゃくちゃリアル。朝ドラ?いや、朝向けじゃないドロっとした部分が多いわ、じゃあ昼メロ?……にするには深すぎて文学的ですらあるわ、というストーリーが、まず面白い。

ストーリーの魅力は原作の漫画でも堪能できますが、アニメでは「音」「声」の要素が加わったことが「落語」という古典芸能を扱う作品の醍醐味と化しています。寄席のシーンで、着物の衣擦れの「音」にまでこだわる演出と「プロの声優の本気」にぶったまげること請け合い。「七色の声を持つ男」と言われる山寺宏一さんや、『ドラえもん』のスネ夫役でもお馴染みの声優・関智一さんらベテラン声優の演じる落語シーンは、まさに「職人芸」!スネ夫の声と知って主人公の声を聴くと感動しますよ!

絵も、「いわゆるアニメっぽい絵」ではなく、写実性と作家性のバランスがさりげなく美しいです。

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