コラム 「私には無理!」は本当に謙遜?職場やコミュニティで孤立を招く、無意識の危険なNGワード~その1~

半ニートから高額所得者まで、常識人から異世界に住む人々まで、幅広い層が飲みに来る下北沢を中心に「一人飲み歴10年以上」の、きたざわ御神酒(おみき)(目下、自粛中)です。

コロナ禍により、仕事の仕方が根本的に変化する流れになっている……という方、多いと思います。リモートワークの導入で、ちょっとした確認事項でも相手がつかまらないとわからなかったり、雇用そのものが不安定になったり……。また、衛生面の問題を含め、これまで人間の行っていた仕事でも、機械が代行できるならばシフトで……という方向性も加速している気がします。今現在、収入の苦労が無い方でも「今後、私は継続した収入を得られるだろうか?」と漠然とした不安をお持ちの方も多いでしょう。

仕事上、誰かを切らなければならない、という場面が、今後そこかしこで出て来る事が予想されます。職場に行けば仕事があって、必要な事をなんとなくでもこなしていれば収入が保証される……という時代は、続かないかもしれません。

そこで今回は、職場やコミュニティで「孤立を招くNGワード」について考えてみたいと思います。よくある例で、かつ、本人は無意識で発しているという言葉も多いので、自分がうっかり言っていないか、チェックしてみてください。

これまでの連載:https://suits-woman.jp/column/saketoitata/

「働きたくない人」「使えない人」認定される「うっかりNGワード」

筆者の仕事はフリーランスですが、全く一人で仕事をしているわけではありません。同じ媒体や企画の中でお互いに仕事を割り振って……という事はありますし、
プライベートでも、長い一人飲み歴の間に、いろいろなジャンル・タイプの人と、飲み会やらお祝い事やら好きなお店のイベントやらのために共同作業をしてきました。

そうした中で「あ、この人、この場に参加だけはしておきたいけど、自分が働くのはめんどくさいのね」と、相手の何気ない一言で失望する、という経験を何度かしました。

そのタイプの人が一様に、そして本人はたぶん無意識に発する言葉が
「私が?」「俺が?」などの【一人称+疑問形】です。

相対的にさほど大変な仕事でもない事を割り振られた時、この手の言葉を反射のように漏らす人は一定数存在します。本人も無意識に漏らすこの手の言葉に内包されている感情は「自分にそんなめんどくさい作業を割り振るの?本気で?」で、その感情が周囲に駄々洩れなのです。たった一言で、周囲から「この人、やる気ない」または「使えない」認定される、大変危険なNGワードです。

共同作業のリーダーなど中心的な役割を、周囲の人望や能力への期待で頼まれてしまった場合のみは例外ですが、(そういう時にこのセリフを言う人は、シャイ、もしくは自己主張が強いだけで、ちゃんと働く)
特段大変な仕事を頼まれたわけでもないのにこのセリフを言う人は、その後あちこちで、さりげなくみそっかす認定されます。その人より大役を担う人達の間では「○○さんに『私が?』って言われた時、『せめてそのくらいやれよ!』って思っちゃった」「全部、人にやってもらうつもり?」などと、怒りを買う事すらあります。

でも、大人同士の集団では、本人に注意するような親切なおせっかいは、そうそういないのです。

「私が?」「俺が?」発言が、実は確信犯で、「しめしめ、みそっかす扱いになれた」と、その人の尺度での実利を喜ぶケースもあるかもしれませんが、いつまで、どこまでそれで通用するのか、今後の社会ではかなり厳しい気がします。

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