コラム 高齢独居の伯母が起こした警察沙汰!! 親とは違う独居親族の老後ケア問題~その1~

半ニートから高額所得者まで、常識人から異世界に住む人々まで、幅広い層が飲みに来る下北沢を中心に「一人飲み歴10年以上」の、きたざわ御神酒(おみき)(目下、自粛中)です。

今回は、飲み仲間(自粛中につきお互いの自宅でSNS片手に一緒に飲んでます)のミキさん(仮名:40代・作家・既婚)に降りかかった、高齢独居の伯母さまの警察沙汰エピソードをご紹介します。

少子高齢化の日本、高齢独居の親族のケアという問題は、堅実女子世代にとっても「明日の私かも……」という方も多いでしょう。

自分の親でないからといって、他に身寄りのない、かつては交流のあった老人を、見て見ぬふりはできない……というのが人情でもあります。

実際に起きたケースを、今後のご参考にしていただければ幸いです。

これまでの連載:https://suits-woman.jp/column/saketoitata/

経済的には心配のない伯母、最初は「老人ホームを探してほしい」から始まった

ミキさんの伯母・サエさんは、現在80代。サエさんの妹にあたるミキさんのお母さまはすでに他界されています。

ミキさんの幼い頃にご両親は離婚されており、離婚後はミキさん母娘の生活が落ち着くまで、美容師としてお店を経営し、経済的にも成功していた伯母さまに、いろいろとお世話になったことがあったそう。

「母は夜間の仕事をしていたから、私が子どもの頃、母の仕事の日はよく伯母の家に泊めてもらって、食事も食べさせてもらっていた。しつけに厳しい人で『母子家庭だからこそ、ミキにきちんと恥ずかしくない教育を受けさせないと』って、伯母はずっと独身で子どもがいないこともあって、経済的に援助してもらったり、可愛がってもらったの。多少きつい性格の人だから母と姉妹でケンカをすることもあったけれど、母は伯母にお世話になっていたから、基本的にはとっても尊重してた。私にも『サエ伯母さんは独身だから、老後に何かあったら恩返ししてあげて』と、母はよく言っていたわ。でも、母が亡くなった後も、伯母は70代後半までは美容師の仕事を続けていて、はつらつとしてた。彼氏もいたし。でも、数年前に伯母の彼氏が亡くなって、それで寂しくなっちゃったのかな……。『ミキは仕事もあるし結婚してるんだし、私の面倒まで考えなくたって大丈夫よ』と言っていた伯母が、よく電話してくるようになったの」

たまに会食をしたり、お土産を持って伯母さま宅を訪問したり……という交流を、ミキさんが意識してとるようになって半年ほどして、伯母さまから、ある相談が出ます。

「『老人ホームを探してほしい』って。伯母には経済的な蓄えが潤沢だし、物忘れも出るようになってたから、私、快く引き受けたの。新しい不安のない環境で暮らせたら、それが伯母にとっても幸せだろうな、って。でも……」

その頃を境に、伯母さまの行動に問題が出てきたのです。

1 2