コラム 高齢独居の伯母が起こした警察沙汰!! 親とは違う独居親族の老後ケア問題~その2~

今回は、筆者の飲み仲間(現在はオンライン飲み)ミキさん(仮名:40代・作家・既婚)に降りかかった、高齢独居の伯母さまのケアに関するエピソードをご紹介しております。

その1では、現在80代のサエ伯母さま(仮名)とミキさんとのこれまでの関わりからお世話になった伯母さまが高齢独居となり、ミキさんを何かと頼りはじめ、次第にワガママが出て、ミキさんが微妙に距離を置き始めるまでの経緯をご紹介しました。~その1~はこちら

そんなある日、ミキさんのもとに、とんでもない連絡が入るのです。

伯母さま宅で業者が作業中「大金入りの財布が消える」という事件が発生!

その日は、ミキさんもスケジュールにも余裕があり、午後2時ごろ、常識的な時間にかかってきた、久しぶりの伯母さまからの電話をとりました。

すると、電話口に出たのは、男性でした。

「すみません、今、伯母さまのお宅の修繕作業に参っている、○○工務店のAと申します。ちょっとトラブルが起きまして、これから警察を呼びたいので、伯母さまもご高齢ですし、できればお立合いいただけないでしょうか?」

話を聞けば、伯母さま宅でAさん他1名の業者が作業をしているところで、20万円のお金が入った伯母さまのお財布がなくなる、という騒ぎが起きているそうで。

「伯母は高齢で物忘れも出ているので、なくなったと言っているお金や財布、自分で置いた場所を忘れているだけの可能性も高いです。だとしたら、不快な思いをさせてしまって大変申し訳ないですが、警察に通報する前に、まずは私が現場に行き、確認させていただく、という形でいかがでしょうか?」

と申し出ました。しかし、業者のAさんは穏やかな声で言います。

「ご高齢の方のお宅では、私どもの経験上、そうした行き違いも、ままあります。私ももう一人の職人も、伯母さまの思い違いではないか?と思うのですが、弊社の規定で、こういうケースでは双方納得するために警察に入ってもらうように、と言い渡されておりまして。お立合い頂いた上で、形式上、通報することをご了承ください」

……というわけで、車で30分ほどの伯母さま宅に急いでかけつけたミキさんとほぼ同時に、伯母さま宅に警察官が到着しました。

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