コラム 10年来の親友との仲違い。背景には大人だからこその理由が~その1~

半ニートから高額所得者まで、常識人から異世界に住む人々まで、幅広い層が飲みに来る下北沢を中心に「一人飲み歴10年以上」の、きたざわ御神酒(おみき)(目下、自粛中)です。

筆者はただいま40代なのですが、この年齢になって周囲の同世代からしばしば「ずっと信頼していた親友とこじれた」という悩みを耳にします。

なんとなく一緒に遊んだり食事をしたり……という、お互いスケジュールが合えば合流する程度、軽い愚痴をお互い聞き流す程度の「友達」ではなく、他の人には言えないような相談を「その人になら」と打ち明けて真剣に相手の意見を聞きたいと思うような「親友」についてです。

そんな大事な相手とこじれるという現象は、意外と「年齢」にも関わっている気がします。

堅実女子世代にも、今起こっているかもしれない、または、これから起こるかもしれない「親友とのこじれ問題」を実例を挙げつつ、対策を考察したいと思います。

これまでの連載:https://suits-woman.jp/column/saketoitata/

親友とこじれる原因で多いパターン

信頼を置いていた親友とこじれる原因として、複数の人から聞いたケースで、同じ傾向にあるものをまとめてみます。友人同士をA、Bとします。

1:Aの大切な相談に関しBが本音でアドバイスしたら、内容がキツすぎてAがショックを受けた

2:Aが落ち込んでいる時にBに頼りすぎ、Bが重さに耐えられなくなった

3:学生時代など、AとBの親交が深くなった時代とはお互いライフスタイルが変化して、かみ合わない

……「私と同じ!」と心当たりのある例もあるのではないでしょうか?上記の3つについて、実例を挙げつつ、関係修復法を考えていきます。

「本音でアドバイス」が刺さり過ぎたケース

アンナさん(仮名:40代・フリーライター)は、職場での悩みを親友のマルさん(仮名:大学時代以来の付き合いで、現在は経済的に安定しており、中学生の子を持つシングルマザー)に電話相談しました。以下のような内容です。

アンナさん「仕事先で『私のことが気に入らないんだろうな』って女性・Cさんがいて、態度がいちいちツンケンしているの。態度が冷たいだけならまだしも、仕事にかかわる連絡事項を私にだけ伝えてくれないって事件が起きて。Cさんはクライアント側の社員で、私はフリー。他の仕事仲間から運よくその伝達事項の事を知ることができて仕事に支障は出なかったけれど、『Cさん、私が気に入らないからって、こんな嫌がらせまでするなんて、行き過ぎだ』と思って、チームの上司に報告したの。

そうしたら、上司は『Cさんがうっかり伝え漏れのミスをしてしまっただけかも知れないし、自分からCさんに注意をすると逆に角がたつかもしれないので、アンナさんからさりげなくCさんに穏便に伝えるか、再発防止に努めてほしい』って。……逃げ口上としか思えなかった。

社員のCさんが明らかに仕事に関してマイナスな事をしているのに、どうしてそのフォローを、非の無いフリーの私がしなくてはいけないの?やりきれないしムカつくし、Cさんにどう伝えようとか再発防止とか、考えるのもイヤになってる。……マルちゃんはどう思う?」

マルさん「……辛いね。イヤで落ち込む気持ち、すごくわかるよ。『Cさんのバーカ!』とか、思うさま悪口言って吐き出したらいいと思う。プライベートでね。それには私も付き合うし」

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