コラム 好き嫌いで縁を切れない大人たちへ。一人飲みで編み出した人付き合いのストレス軽減法~その1~

半ニートから高額所得者まで、常識人から異世界に住む人々まで、幅広い層が飲みに来る下北沢を中心に「一人飲み歴10年以上」の、きたざわ御神酒(おみき)(目下、自粛中)です。

皆さま「苦手な人」はいますか?……いいえ、という方はほとんどいらっしゃらないでしょう。

誰しも「あの人とのコミュニケーションはなるべく避けたい」と感じるような相手に出会った事があるはずです。学生時代のクラスメイトなどなら「なるべく避ける」という方法もありますが、社会人になって仕事先で……などなど、大人になると避けようがない、というシチュエーションも多発します。

そんな時にとるべき、最もストレスの少ない方法とはなんでしょうか?

筆者は一人飲み(いまは自粛中ですが)での「飲みニュケーション」を通じて、「イヤな相手と接する時のストレス軽減法」を編み出しました。「え?プライベートの飲みの席で編み出した方法なんて……」と思われそうですが。

実は、関係が悪化すると経済的・社会的に実害を被る仕事場での「苦手な人」では試せないような方法も、プライベートでお酒の席ならある程度、周囲も許容範囲という気楽さがあって、いろいろ試せるのですよ。「試せる」というのは結果論で、いろいろな経験の後に「ああ、苦手な人の相手をする時のストレスは、こう減らせばいいのか」という回答にたどりついて、楽になった……という形なのですが。

筆者の編み出した「苦手な相手とのコミュニケーションでストレスを減らす方法」は、その後、仕事先その他の社会的な場でも応用でき、役立っているので、今回は3つのポイントをあげながらご紹介して参ります。

これまでの連載:https://suits-woman.jp/column/saketoitata/

「なるべく避ける」は、根本的ストレスの解決にはならない

苦手な相手がいる場合、「なるべく避けたい」と思うのは自然な心理ですが、避けても相手に関する悪感情は消えませんし、仕事で組まされるなど、避けられない時のストレスがより大きくなります。

筆者の場合、お気に入りの飲食店で「その日のお客が、筆者とうっかり苦手な常連客の二人だけになってしまった」時など、最初のころは「ああ、今日はハズレの日だ。帰ろうかな?でも、お金を払って好きなお店でくつろぎたいのに、なんで私のほうが帰らなくちゃいけないの?あっちが早く帰ればいいのに」など、不毛なことを考えていました。それで、筆者は筆者でお気に入りのバーテンダーに話しかけ、あちらはあちらで関係ない話をそのバーテンダーに話しかけ、まるで「お気に入りの取り合い」のような状態になったり。

この状態を仕事の場に置き換えると、「苦手な人同士がお互い悪感情を隠さずに、くだらぬマウントの取り合いをし、それに巻き込まれる周囲もイヤなムードになる」という状態で迷惑ですし、当の本人たちも、実は一つも楽しくなく、建設的でないのです。

マウントの取り合い、とまで行かずとも、仕事上なら「苦手な人への連絡事項を、直接するのを避けたくて、他のメンバーに頼む」なども似たようなものです。冷え切った夫婦が、パートナーへの必須連絡事項を子どもにやらせるようなので、子ども役の人がとっても気の毒。

……こうした膠着状態から脱するために必要なのは、まず、「自分は相手のどこが苦手(もしくは嫌い)なのか?」を分析するところから始まります。

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